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月の誕生について調査した件

 こんにちは!Tohoku Space Communityのとしかげです。お久しぶりの投稿となりました。皆さんいかがお過ごしですか?僕は、最近ついにamazon primeに加入してしまいました...アニメだと鬼滅の刃、キングダム、恋する小惑星、僕だけがいない街...世の中にはこんなに素晴らしいアニメがあったんだなと感動する毎日です。おすすめの映画やアニメがあればぜひ教えてください笑

さて、今日は「月」の話をしたいと思います。

月は、私たちの住む地球から最も近く、人類が到達したこのとある地球以外では唯一の天体です。でも、まだまだ分かっていないことがたくさんあります。今回はその一つ「月の誕生」について考えていきたいと思います。

月の誕生には大きく分けて4つの説があります。それは、「分裂説」・「捕獲説」・「双子説」そして、「巨大衝突説」です。

「分裂説」

これは進化論で有名なダーウィンの息子によって唱えられた説で、もともと一つの惑星だった地球と月がその自転による遠心力で、球体の一部が本体からはがれて月となったという説です。

分裂Theory

「捕獲説」

これは、もともと太陽系内を浮遊していた月が地球の引力によって捕らえられたという説です。

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「双子説」

これはもともとガスや塵が集まって地球が形成されたときに、同時に月も作られたという説です。

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「巨大衝突(ジャイアントインパクト)説」

なんともいかつい名前のこの説、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?これは、地球に大きな隕石が衝突し巻き上げられた地球の破片が集まって月ができたという説です。以下のリンクでそのシミュレーション動画を見ることができます。

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この中で、これまでは「巨大衝突説」が最も有力と考えられてきました。その理由として、

(1)質量が地球の100分の1もある

(2)地球のマントルと同じような岩石で出来ている

(3)回転の勢い(角運動量)が大きい

という月の特徴をすべて説明できる説であったからです。しかし、最近この説を揺るがす新しい研究結果が発表されました。それがこちらです。

リンク先には

「月誕生の定説を覆す発見」

と書かれていますが、宇宙空間に月の炭素が流出?それと月の誕生に何の関係があるの?と私は思いました笑

そこで調べてみると、もともと「巨大衝突説」が有力となった背景にはアポロ計画で採取された月の岩石の解析によって、揮発性物質や軽元素がほとんど含まれていないと考えられていたことがあったそうです。そうした物質が気化してしまうほどの極端な高温状態で形成されたという考えが、動画をご覧いただいた方にはわかるように衝突のエネルギーで高温になる「巨大衝突説」を裏付ける証拠として考えられていたのです。

これはアポロが持ち帰った月の岩石が少量であったために解析結果に偏りが出てしまったためと考えられます。今回の発見で、月には揮発性物質が多量に存在していることが判明しました。すなわち、これまで月の形成を考える際に大きな要素であった「組成」が大きく変化したのです。

では、次に有力となる説はいったい何なのでしょうか?

今回これについて書くと少し長くなってしまうので、今回はここまでにしてこれからも月の形成に関する研究を追っていき、次回どの説が有力なのかについて考察していきたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

【Tohoku Space Community について】

Tohoku Space Community は、星空をはじめ天文学にロケット、宇宙エレベーター、宇宙建築学まで、幅広く興味を持った学生が、「東北の宇宙をワクワクさせる」を合言葉に活動している団体です!

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