食べられるおいしい容器の登場!
新型コロナウイルスによる影響でお祭りなどのイベントが中止になっていますが、少しずつ対策をしながら開催されているものもあるようです。今回紹介するのは、静岡県伊東市で開催された海の環境を学ぶイベント、「サバ―ソニック&アジロックフェスティバル」です!
食べられる食器??!
会場には、地元の水産物を使った出店が並んでおり、様々な料理を味わうことができます。もちろん食事もこのイベントの魅力ですが、海の環境を学ぶイベントと言われる最大の魅力は、”食べられる食器”にあります。会場では、食べる”イート”と容器の”トレイ”をかけた「イートレイ」を利用しており、会場に足を運んだ人はそれを購入し、出店で料理を盛ってもらうという形態をとっています。そしてこのイートレイを製造するのはアイスモナカの皮をつくっている丸繁製菓さんなので、味もついており環境にやさしいだけではなくおいしくもあるのです!
現在のプラスチックごみ排出量は?
プラスチック循環利用協会の調査によると、2019年に国内で排出されたプラスチックゴミは約850万トンにものぼります。国連環境計画(UNEP)によると、日本の一人当たりのプラスチックゴミ排出量は米国に次いで2番目に多い結果となっており、政府による廃プラスチックの動きがありながらもなかなかプラスチックゴミを減らせていないことが現状です。
これからのプラスチックゴミ削減のために
プラスチックゴミを減らそうという活動は、リサイクルなど身近なものから、今回取り上げた「イートレイ」というような新しい形にまで広がっています。食べられる容器を本格的なビジネスとして取り組んでいる会社もあります。こうした動きが社会全体で広がり、ニュースなどで私達国民がそれを目にすることでプラスチックゴミ問題に対する人々の関心は高まっていくのではないかと思います。
情報:読売新聞(2022.06.21掲載)より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?