僕の人生の宝物、高校時代の友人たち
先週金曜日は、高校時代の仲間たちと3組でゴルフを楽しんできました。
12名の中には、同じ高校の後輩や同級生の兄弟も含まれていますが、何年も前から楽しんでいる仲間たちです。
同級生は早生まれの僕以外はみんな64歳になり、ほとんどの仲間が来年3月をもって今勤めている会社を卒業します。
64歳と聞くと思い出すのは、10代の頃によく聴いたビートルズのアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に収録されている「When I’m Sixty Four」です。
当時は50年後に自分が64歳になるなんて想像すらできなかったわけですが、現実はこの曲にあるように仲間たちの多くは髪が抜け落ち、孫に恵まれた者もいて、まさに「Will you still need me? Will you still feed me? 」と、我が女房に問いかける心境もよく理解できます。
今年はここまで12回ゴルフをプレーしましたが、そのうち6回はこの仲間たちのだれかとのゴルフで、全員が完全に退職する来年4月以降はどうなっていることやら少しばかり心配です。
でも考えてみると、高校を卒業してから45年たった今でも、こうして平日に12人も集まってゴルフが楽しめるなんて、極めて幸せなことですよね。
いつもキャディーさんに「今日のメンバーの関係性ってわかる?」と聞くと、「みなさん、敬語を使っていないし、お仕事仲間にしては楽しそうだし」と言い、高校の同級生だと明かすと、ほとんどのキャディーさんは「同級生の集まりって本当に少ないんですよ。でも、うらやましいです」と言います。
それを聞くと、へぇ、そうなんだ、と感じ、そもそもそれって東京出身者の特権でもあるのかなと思ったりもします。
高校時代の仲間たちには、ゴルフ仲間以外にも気軽に会って楽しい時間を共に過ごす連中は何人かいて、もちろん、それぞれ全く違った人生をここまで送ってきました。
特に違っていたのは、パートナーとの関係性です。
離婚したやつ、死別したやつ、奥さんの介護をしているやつ、ともに健康なやつ、みんなそれぞれ。
そして僕ら全員が共通して持っている想いは、この仲間たちの絆を長いことずっと大事にまとめてくれたリーダー的な男に対する敬愛の念です。
その彼は、昨年、6月に急性骨髄性白血病でこの世を去りました。
そのことはここに書きました。
今回の集まった12人の中には、彼が残した彼の次男も含まれています。
自分で書いていてい、いい話だなぁと感心してしまいます。
だって、亡くなった親友の子供を誘って一緒にゴルフを楽しんでいるなんて。
彼の次男がアイアンをもって歩く後ろ姿は、彼そっくりで本当に驚いてしまいます。
僕らは、来年からゴルフの回数が増えていくでしょうが、こんな仲間たちの存在は本当に僕の人生の宝物、感謝して大切にしていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。