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ぺんてるシャープペン、スマッシュ
こんなにも多くの人に使われ、支持も得ているこのペンについて、今更私に何が云えるのか(何も云えはしまい)。が、好きなペンについてはやはり何か云っておきたい。
それよりも私は、何かを云うために体験を振り返り、それを再構成するなかで、ただ好きだという茫漠とした自身の感興の拠り所を、あわよくば見つけられるのではないかと期待しているのだ。
だからこれは自分のために書くノートでもある。
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私がふだん積極的にシャーペンの情報を取りに行くことは殆どない。このスマッシュ(0.5mm)にしたところで、自身が購入したとはいえ、さしたる前知識もなく何となく使いはじめ、なぜかよく使っているに過ぎない。
が、よく使うのは気に入ったからである。
どだい私は赤が好きだ。だからこのレッドカラーがどうしようもなく私を惹きつけるという側面は大いにあるだろう。
しかしそのことだけにはとどまらない機能面の優位性に思わずうなってしまうことも事実なのだ。
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大きな特徴は、先金・前軸一体の金属のグリップ……そこには小さな四角のラバーが等間隔で散りばめられている。そのラバーと金属が組み合わさったグリップが持ちやすい。
本来であれば同居することがかなわないはずのフィット感とブレのなさを同時に実現する上での、殊によると最適の発見ではなかろうかと感心してしまう。
公式ページには、「グリップとペン先が一体化しているため、筆記中にペン先が緩むことがなく安定した書き心地が続きます。」という一文がある。
ふだん万年筆を好んで使っている私には、安定した書き心地というものにはなじみもなく、関心もあまりなく、なんじゃらほいと思っているが、ところが実際にスマッシュで書くと、なるほど、これは安定するなと膝を打ってしまったから妙である。
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