出先で応急処置して自走できるかも■2024年09月07日更新
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広島県広島市にある『動く自転車屋』『自転車の便利屋』サイクルサービストグトの公式noteをご覧いただきありがとうございます。
グループサイクリングや長旅では荷物が増えがちな『快適長持ち系自転車安全整備士』ノーリー(店長)です。
『備えあれば憂い無し』だと思っています。
■トグトについて、連絡(利用)方法等
当店は出張修理等が多いため、決まった店休日や営業時間という概念がありません。
他店様が営業していない時間帯でも予約制にてご依頼等を承ります。
また、当店にて自転車の販売(防犯登録含む)も行っておりますが、他店様にてお買い上げの自転車の組立や点検及び調整、修理やカスタマイズ、オーバーホール等のアフターケアも大歓迎です。
当店についてはコチラをご覧下さいませ。
当店に利用予約や注文・依頼等の相談連絡をいただく場合はコチラをご覧いただき、ご理解いただいた上でご連絡いただけますと幸いです。
※あくまでも対面での販売がメインであり、掲載情報にタイムラグが生じる場合もあります。
■ディレイラーハンガーは歪むし折れる
ロードバイク等で広く採用されている外装変速機(『ディレイラー』『メカ』等と呼びます)。
特にリアは車体がディレイラー側に倒れた場合、深刻なダメージをフレームに与えることもあります。
↑実際に折れたリア・ディレイラー・ハンガーです。
『リアディレイラーハンガー』については
https://www.youtube.com/watch?v=aT1V0HPd5Bk
↑で説明しております。
フレームの身代わりになってくれたわけですね。
■出先で困った時の救世主
リア・ディレイラー・ハンガーは歪むし折れるというのはご理解いただけたでしょう。
とは言っても、出先で折れたら走行不能になるので困りますよね。
そこで役立つかもしれないのがコチラ↓
【NOGUCHI】エマージェンシーハンガー
¥1,584-(10%消費税込み)
※価格は2023年11月20日時点。
■使い方や注意点等
まず、この『エマージェンシーハンガー』は交換式リアディレイラーハンガーを採用しているフレームで、なおかつ車輪固定方式が『クイックリリース』の車体専用です。
『クイックレリーズ』とか『クイックレリース』とか『クイックリリーズ』とかメーカーさんによって表記は異なります。
ディスクブレーキでもリムブレーキでも使えますが、車輪固定方式が『スルーアクスル』だと使えません。
まずはリアディレイラーをハンガーの折れた部分からも外し、元々付いていたリアディレイラーハンガーをフレームから外します。
そしてクイックリリースシャフトがどの位置を通っていたかを、ある程度確認しましょう。
今回はわかりやすくテープで目印を付けました。
次にリアディレイラーをエマージェンシーハンガーに取り付けます。
クイックリリースシャフトの反レバー側を↑の黒いパーツと付け替えます。
メーカーさんによると、ナットの凸部分をエマージェンシーハンガーの長い穴に入るように合わせるのがセオリーです。
しかし、フレームの形状やホイールによっては、正攻法では取付ができない場合もあります。
今回の患『車』の場合、正攻法ではダメでした。
エマージェンシーハンガーがブラブラ動いて使い物になりません。
取付方法を工夫したことで、エマージェンシーハンガーをじゅうぶんに固定できました。
おかげで何とか変速操作ができる状態には戻りました。
とは言っても、リアディレイラーも要交換状態です。
リアディレイラーハンガーとリアディレイラーをそれぞれ新品に交換して、ようやく修理が完了となります。
↑今回の作業で使わなかった(使えなかった)物。
この時点では、バネは反ディレイラー側しか使っていません。
部品が全て揃って完全に直ったら、これらも元に戻して使います。
■シメ
セオリーはありますが、非常事態には臨機応変というか、試行錯誤して解決しなければならない場合もあります。
このエマージェンシーハンガーを使う場合もそうです。
そして厄介なことに、フレームによって元々のリアディレイラーハンガーの形状や位置も異なります。
車体を見て判断するしかありません。
可能であれば実車を見せていただきたいです。
当店は予約制ですが、タイミングが合えば出張も承ります。
お困りの際は、まずは当店へご相談下さいませ。
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