「生きる」を考えてみる【謹賀新年】
あけまして、おめでとうございます。
戸越銀座デンタルケアークリニック 院長の大澤広晃です。
新年を迎えて、戸越銀座商店街も華やかな装いの人たちで溢れました。
第5回目のnote記事を書いていきたいと思います。
テーマは「生きること」についてです。
生きることとは
人間が「生きている」ということは、必ずその身に何かが起きるということです。
人生を【線グラフ】であらわすことがありますよね。
横軸は「時間の流れ」、縦軸は「満足度」です。
このグラフが一直線の人は一人もいません。
誰の人生でも、グラフの線は波のような曲線になります。
人生には良いことも悪いことも起きます。
たとえ悪いことがたくさん起こっても大丈夫です。その後に、必ず良いことが起きるから。
良いことばかりの人生だと思っているひとのグラフは、右肩上がりに比較的真っすぐかもしれません。
でもそう思っているのは本人だけで、これから、もっと良いことも悪いこともあるでしょう。
そう考えて生きることは、とても重要だと思っています。
天気をみてもわかります。
一年中、雨と曇りだけの日はありません。必ず晴れの日が来ます。
寒い日・冬の日は暖かい春の訪れを約束しています。
暑い夏があればこそ、爽やかな秋がより待ち遠しく思えます。
日本には素晴らしい春夏秋冬があります。
季節毎に訪れる「晴れの日」を待ちながら生活するのも悪くないと思いませんか。
楽しみがあるのは良いことです。
全部を晴れの日にしたいのなら、南の国に引っ越してみるのもいいでしょう。
晴れの日ばかり続く国では、人びとが雨の日を待ち焦がれています。
それを見て、今度は「雨の日」の重要性を知ることでしょう。
雨のち時々晴れ
人生の荒波を「波乗り」のようにかっこよく乗り越えられたら最高です。
でも、それができるようになるには、何度か溺れるような経験が必要です。その経験があるから、今があるはずです。
健康のグラフも一直線にはなりません。山あり谷ありです。
命が尽きてしまったら、全く何も起こりません。一直線のままです。
自分の健康状態を考えながら前に進みましょう。
新年なので、あまり使いたくない言葉ですが「生死」を考えると人生は分かりやすくなります。
「死」とは、痛い、かゆい、ツライ、苦しいなどが全く何もないという「ゼロの世界」です。
「生」とは、何かあるということです。何もないのが良いわけでもなく、むしろその状態は不自然で退屈です。
生命維持装置のグラフが一直線になった時、それが「ゼロの世界」です。生きているならグラフは上下に大きく動きます。
多くの人は、上下に大きく揺れない人生(安定)が良いと教えられて育っています。
でも「人生のグラフ」は、毎日上下に動いています。
みんな、そのグラフを一直線にしようとして必死です。
でも、そうする必要はありません。
人生には「雨の日」も「晴れの日」もあるのだから。
あなたは大丈夫です。
空を見て下さい。
ハレの日は必ず来ます。
さぁ、新年。忙しくなりそうです。
<おまけ4コマ漫画>