2週連続の2-1
スコアだけ見ると、前節と同じ。
でも、今節は見ているほうとしても疲れた。
プレーした選手はもっと疲れたんだろうけど。
1週間前はアウェーで先制されてから後半に逆転。
この日は先制してから追いつかれて、後半にPKで挙げたゴールを守り切って1点差で勝利。
こういう状況でのアディショナルタイムはほんとに長く感じる。
後半はプレーが止まることが多かったから、5分という表示はほぼ想定内だったけれど、アディショナルタイムに入るころにCB岡本選手がプレー続行できずに10人で守らないといけない状況になった。
よく耐えた、と思う。
スタッツを見るとシュート数は鹿児島の10本に対して福島は16本。
福島は後半に攻撃的な選手たちを投入してきて、鹿児島は守る場面が増えた。
それでも、こういう試合に勝てるのはやっぱり今年のチームが強いからなんだろう。
やっぱり屋根が欲しい
試合前日の夜から試合当日の朝方まで鹿児島では大雨が降った。
雷もひどくてかなり広範囲で停電が起きたり、高速道路が通行止めになったりと、梅雨の戻りを感じさせるような天気だった。
ホームゲームが近づくと天気予報が気になるのは、屋根のないスタジアムをホームとするサポーターあるあるだと思うけれど、この日の試合に向けても天気は気がかりだった。
2週間予報が出たころには雨ベースの予報だったのが、試合が近づくにつれて曇りから晴れになって、迎えたこの日は昼過ぎにはすっかり晴れていた。
雨具がいらないのはいいのだけれど、とにかく暑かった。
試合前に席を確保するために上がったバックスタンドにはきつい陽射しが降り注いでいた。
雨が降っても降らなくてもやっぱり屋根が欲しい。
空をにらんでいても屋根はできないので、いつも通りスタグルを確保しに行く。
今シーズン最多の5,265人が来場しただけあって、出店のあたりもにぎわっていた。
遠く福島から訪れたサポーターの姿を見ると、自然と気持ちが高まってくる。
いつも思うことだけれど、サポーターの人数もさることながら、年齢層の幅広さに鹿児島ユナイテッドが定着していっているのを感じる。
首が座ったばかりの赤ちゃんを連れた家族連れから、おじいちゃん、おばあちゃんまで。
サッカースタジアム以外でこれだけの年齢層が集まる場所というのはなかなかない気がする。
この日のスタグルはもはや定番となっているトロトロなんこつチャーシュー丼。
日陰は空いてなかったので、適当な所に腰を下ろして手短に食べるとバックスタンドへと戻った。
結果を残すということ
試合の立ち上がりは鹿児島ユナイテッドのペースだった。
惜しい場面をいくつかつくれていたし、セットプレーも何度か獲得していた。
先制点もコーナーキックの流れから。
ショートコーナーで短いパスを往復させた五領選手のシュートが相手選手の頭に当たって、ゴールに吸い込まれた。
その後、攻め込まれるシーンが続いて、追いつかれて、後半の勝ち越し点はPKだった。
PKを獲得する流れはスムーズだったけれど、相手選手のハンドになったのは運がよかったからだとも思う。
終わってみれば鹿児島ユナイテッドからすれば幸運な2点だし、相手からすれば不運な2失点だったとも言える。
GK白坂選手が好セーブを連発したことを忘れるわけにはいかないけれど、どんな展開であっても勝利という結果を残すことができたのはよかった。
結果を残すのが大事だというのはサッカーに限ったことじゃない。
仕事であっても過程はよかったけど、結果がついてこなければ評価されないし、自分でも満足できない。
ただ、その経過をおそろかにしていれば、当然、望む結果を得ることなんてできない。
最後には運が影響することもあるけど、何をしないといけないかを考えながら、やるべきことを丁寧に積み重ねていくしかないと思っている。
もちろん、この日の鹿児島ユナイテッドもやるべきことの結果として、勝利を得られたんだと思う。
いい時も悪い時も切り替える
この日、勝利したことで鹿児島ユナイテッドは7月に入って2連勝。
6月は連勝なしの2勝2敗だっただけに、いい流れがきている。
しかもこの日の勝利で、ホームでは引き分けだった開幕戦以降は7連勝。
前半戦最後の試合である次節もホーム。
連勝を伸ばして後半戦を迎えたい。
今シーズンはまだ連敗がない。
うまく切り替えができている証拠だ。
勝ったあとも次に向けて切り替えることが大事なんだと思う。
そう指摘するまでもなく今年のチームはうまくいっているんだろうけど。
ただ、サポーターとしては悩みがある。
それは、次節を終えてしまうと次のホーム戦が8月14日ということ。
1カ月近くも間隔が空いてどう過ごせばいいんだろう?
調子がいいからこその贅沢な悩みだとはわかっているけれど、今年の夏は長くなりそうだ。