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ラブライブ!スーパースター!!3期第12話感想_12/22

 とうとうこの時が来てしまった。好きなアニメが終わる時はいつもそうだが、とてつもない喪失感がある。もう来週からLiella!の物語が見れないのかと思うと非常に寂しい気持ちになる。
 
 ただ、最終回は本当に素晴らしかった。

 まず、かのんが留学の準備をしているシーンで、絶対に要らないであろうメトロノームや枕まで持って行こうとしてるのは笑ったが、私自身心配性で留学に色々持っていって結局使わなかったものがあったため気持ちはよくわかる。その後、マルガレーテとアリアが応援してくれていたが、もうマルガレーテが妹すぎた。ただ、1人で日本に来た経験がある分、少し先輩でもあるのかもしれない。また、誰も知り合いのいない日本にいきなり行かされ、頼るところもなく不安だったからこその2期のあの態度やかのんの周りを彷徨いていたのだろうと改めて分かり、頑張ったんだなと感じた。
 その後、家のカフェオレがしばらく飲めないことを嘆くかのんに対する、意外とドライなお母さんにはまた笑ってしまった。そこで友人に相談してみたらどうかと言われて、真っ先に可可に電話したところが個人的にすごく嬉しかった。恐らく、可可も単身日本に来ている身であるというのも関係していると思うが、上海で可可がかのんにだけ詳しい相談をしたように、かのんも可可に一番に相談したかったのだろうか。お互いがお互いをすごく大事に思っていることが伝わってきて感動した。また、千砂都に電話しなかったのは、大切な幼馴染でもあると同時に、お互い目指すべき目標でありライバルでもあるからかと考えた。
 驚いたのは、可可とすみれが同じ事務所に入ったということだ。やはり可可はなんだかんだすみれのことが大好き過ぎるなと再確認。特にそれが分かるのが、「すみれの魅力は一番知っている」というセリフだ。お互い救いあってここまで来たからこそ、また秘密をずっと共有していた中だからこそ、お互いのことは一番理解しているのだろう。
 次のシーンではかのんが原宿の街を歩いていたが、そこが1期第1話の登校シーンのオマージュになっていた。しかし、1期の時とは違い、表情は晴れやかだったように感じた。ただ、またヘッドホンをしていたことから、やはり留学に対する不安は心のどこかで感じていたのだろうか。単に1話のオマージュだからかもしれないが。そのあとの「ほんのちょっぴり」の歌唱の時の横顔も、1期第1話の時と同じだったが、今回の歌唱はやはり歌詞の通り寂しさを感じていたように感じた。
 その後、可可に言われ学校に行くシーンでは後輩たちが練習をしていたが、1年生たちは非常に気合いが入っていた。この調子なら3連覇も夢では無さそうだ。そして、そのシーンで少し意外だったのが、次の部長がメイになったことだ。確かに一番しっかりしているのはメイかもしれないが、個人的には四季の方が部長だと思っていた。特に3期では四季の成長を感じる瞬間が非常に多かったため、次の部長になるための布石だと思っていた。しかし、個人的には意外ではあったが、やはりメイは部長に向いていそうだとも感じる。言葉遣いだけでなく、スクールアイドルへの気持ちも誰よりも強いため、チームを引っ張っていけるだろう。
 一期生5人だけの部室は、かなり久々な感じがした。それこそ、2期の第1話以来なのではないだろうか。やはりこの5人には、他のメンバーが増えても変わらない特別な輝きがあるなと改めて感じたシーンだった。余談だが、最初の千砂都のかのんを驚かす顔はちょっと怖すぎた。
 そしていよいよ卒業式の当日。すでに卒業証書授与式の看板から泣きそうだったのだが、入場曲が「未来は風のように」のピアノアレンジだったのが、シーンと合いすぎていて堪えるのは無理だった。きなこの送辞も恋の答辞もこの2人だからこそ言えるものになっていて、やはり2人が生徒会長で正解だったなと改めて感じた。
 正門前で話をしていたシーンも非常によかった。個人的に、冬鞠がかのんにずっと憧れていたことを伝えてリボンをもらうシーンがめちゃくちゃ刺さった。なんだかんだと理由を付けてはいたが、実は最初からかなりスクールアイドルが好きだったのだろうなと分かり、微笑ましい気持ちになった。確かに、かのんのいうことは基本素直に聞いていた気がする。一気に冬鞠が推しになった人も多いのではないだろうか。私も正直かなりグッと来た。その後、正門から外に踏み出す一期生たちが、中にいる後輩たちにメッセージを伝えていくシーンで、夢を見ることを忘れないでと言った恋に対して、鬼塚姉妹が夢ノートを抱えながら答えていたのももう無理だった。泣いた。
 そして最後のライブ。歌う曲がまさかの「始まりは君の空」で、涙腺が完全に崩壊した。今回の第12話は、「終わりは何かの始まりでもある」というのがテーマだったと個人的には考えている。1期生にとってはスクールアイドルとしての活動は終わりだが、次の新たな一歩へのスタートでもあり、後輩たちにとっても11人のLiella!の終わりであり新たなLiella!のスタートでもある。また、ところどころに1期第1話のオマージュが散りばめられていた。さらに、歌う曲が1期生たちのデビューシングルである君空ということでもう確定と言ってもいいだろう。この曲を、「1期生5人だけで、後輩たちに向けて作った曲」という風にし、最終話の最後に持ってくるのは展開として非常に美しく、感動で涙が止まらなかった。曲中にマルガレーテの目が光るのも印象的だった。新たな一歩を踏み出す覚悟の表れだろうか。

 とここまで思いつく限りに感想を綴ってきたが、正直もう感動しすぎてまだ咀嚼しきれていないため、自分でも何を書いているのかよく分かっていない。今日は感想を書くのをやめようかとも思ったが、視聴直後の純粋な感想を残しておくためにも書くことに決めた。非常に稚拙な文章で申し訳ないが、もし読んでくれる方がいれば非常に嬉しいことだ。

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