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#togグラフ ver.2 #2 解説

 当記事では #togグラフ ver.2 #2 の正解の発表・解説を行います。
 まだ解いていない方は、以下の記事を先にお読みください。

 正解だけを見たい方は、目次から「3.1. 正解」に飛んでください。

1. 問題の解説

1.1. 問題

 さて、今回の問題は下図でした。

問題 グラフ (再掲)

 今回は散布図ですね。
 ver.2 になったため、新しい試みをと考え、散布図を初採用してみました。

 ノーヒントの閃き難易度が ★★★☆☆ ということで、比較的簡単な問題だと思っています。
 以下、解説を書いていきますが、今回はそんなもの関係なく、グラフを眺めているだけで、直感で閃くような方もいるかもしれません。

1.2. 数える

 グラフクイズをノーヒントで解くためには、数を数えることが重要になってきます。
 棒グラフが 26本 あったらアルファベットを表しているかも……みたいなことです。

 すべてのグラフで成り立つわけではないですが、棒グラフだけではなく、散布図でも重要でしょう。
 数のラベルを振ったグラフが下図です。

問題 グラフ 数

 点の数は 47個 のようですね。
 47個 あるものといえば何でしょうか……?

 初見で直感で閃かなかった方も、点が 47個 あると分かってからグラフをぼんやり眺めると、何かの形に見えてくるのではないでしょうか。

2. ヒントの解説

2.1. ヒント①

 さて、 ヒント① は下図でした。

ヒント① グラフ (再掲)

 縦軸の数値が分かり、横本目盛線が入りました。
 それにあわせて、縦方向の縮尺が変わっています。

 多くの点が 30~40 辺りにあることが分かりました。
 横軸に比べて、「これだ!」となりづらい数値だとは思いますが、直感で閃いたものが正しいか、確認するために利用することはできるでしょう。

 また、本目盛線の入った 15、 30、 45 には何か意味があるかもしれません。
 15 の倍数が重要になるものといえば……?

2.2. ヒント②

 ヒント② は下図でした。

ヒント② グラフ (再掲)

 横軸の数値が分かり、縦本目盛線が入りました。
 それに合わせて横方向の縮尺が変わっています。

 もしかしたら、問題・ヒント① のグラフは違和感のあるものだったかもしれません。
 しかし、この ヒント② は、縦・横の縮尺が見慣れたものに近づいたと思います。
 おそらく全体像からの直感で閃きやすくなったと思います。

 また、多くの点が 135前後 にあることが分かりました。
 135 という数値は珍しいため、全体像から閃けなかなかった人でも、この数値から思いつく方が多いのではないでしょうか。
 点が 47個 あることと合わせれば、もう一つしかないでしょう。

3. 正解の解説

3.1. 正解

 さて、正解画像は以下です。

正解 グラフ

 正解は「都道府県庁の緯度・経度」でした!
 「東京都庁」等がある場所の、北緯と東経ですね。

 「都道府県庁」については「県庁所在地」等でも構いません。
 また、「緯度・経度」については「位置」等でも構いません。
 それから、各県庁所在地に 1つずつ 存在するものであれば、すべて別解として認めます。

 なお、緯度・経度の各数値は、国土地理院が公開している「都道府県及び市区町村の東西南北端点の経度緯度」に準拠しています。

3.2. ラベル版

 散布図の点を都道府県名に変更したものが下図です。

正解 グラフ ラベル版

 今回は、「都道府県」の位置というところまでは閃きやすい問題だったと思います。
 そこから「都道府県庁」等に絞るまでは少し考える必要があるかもしれません。

3.3. 違和感

 いくつかの点の位置には、違和感を持った人もいるかもしれません。
 そしてそれは、都道府県域の偏った位置に、都道府県庁が所在することで起こっています。

 下図は Google マップ で都道府県庁所在地を表したものです。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

 都道府県庁は域内で最も大きい都市に置かれがちです。
 また、海岸線に近いほど都市は栄える傾向があります。
 それから、大都市に近い県境よりの都市も発展しやすいです。
 以上より、都道府県庁の位置は海側や大都市側に偏ることが多くあります。

3.3.1. 首都圏

 首都圏では、東京都庁・神奈川県庁・埼玉県庁・千葉県庁が、それぞれ引き寄せられたかのように、偏った位置に所在しています。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

3.3.2. 中部地方

 中京圏の愛知県庁・岐阜県庁・三重県庁でも、同様の現象が起こっています。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

 加えて、福井県庁・石川県庁・富山県庁・長野県庁が日本海側に偏っているため、中部地方に穴が空いているかのような散布図になっていました。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

3.3.3. 近畿圏

 近畿圏では広範囲で大阪府側に引き寄せられています。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

 滋賀県庁・京都府庁・奈良県庁・和歌山県庁・兵庫県庁・徳島県庁がいずれも大阪府側に偏って位置しています。

3.3.4. 中国・四国地方

 中国・四国地方は特に違和感を持った方が多いのではないでしょうか。
 その原因は、岡山県庁・香川県庁と、広島県庁・愛媛県庁が、それぞれ近くに位置していることでしょう。
 これによって、四国と中国の境界が見えづらくなっています。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

 島根県庁・鳥取県庁は日本海に位置していて、徳島県庁は前述通り大阪側に所在します。
 そのため、グラフでは、高知県庁だけが浮いているように見えるかもしれません。

3.3.5. 九州地方

 最後の違和感として、山口県庁が九州吸収されているように見えるかもしれません。

Google マップ https://www.google.com/maps/ より

 これは部外者の戯言ですが、山口と沖縄を取り込むことができれば、九州が九県になって、ちょうどいいんですけどね。

3.4. おわりに

 問題を解いてくださった方々、ありがとうございました。
 次の問題はこちらです。

 前の問題は以下です。

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