電力不足で停電になったら?今後も役立つ節電・停電ライフハック
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今回のテーマは「覚えておきたい節電方法と停電ライフハック」です。
2022年3月21日、政府から東京電力管内と東北電力管内に向けて「電力需給ひっ迫警報」が出されました。
東日本大震災の後に電力需給がひっ迫したことを受け、2012年に導入されて以来、初めての発令でした。
大規模な停電のおそれ
電力不足の原因は、3月16日に福島県沖で発生した地震と急激な気温低下です。地震の影響で発電所が停止している中、気温低下による暖房の需要が見込まれ、電力消費量が供給量を上回ると予想されました。
これまでにも、冷暖房で電力需要が増える季節には、大規模な停電を防ごうと節電が呼びかけられていました。
同じく大規模停電を防ぐための対策として行われたのが、2011年の東日本大震災後の「計画停電」です。
生活に影響を与える電力不足
東日本大震災では発電設備が大きな被害を受け、また安全のため原子力発電所が停止したことで、電力供給量が大きく落ち込みました。
そのため、不測の大停電を避ける対策として、地域ごとに計画的な停電が実施されました。
当時、Twitterでは『新世紀エヴァンゲリオン』の「ヤシマ作戦」になぞらえて節電への協力を呼びかけるムーブメントが起こりました。「ヤシマ作戦」は、日本の電力すべてを敵である「使徒」を倒すために注ぎ込む作戦です。
今回の「電力需給ひっ迫警報」に際し、3.11の状況を重ねるユーザーも多く、Twitterでは「ヤシマ作戦」がトレンド入りました。
偶然にも、作戦名の元になった源平合戦の「屋島の戦い」も、同じ3月22日に起きたと指摘するツイートが話題になりました。
防災情報を発信する「特務機関NERV」公式アカウントも、『新世紀エヴァンゲリオン』を連想させる画像で節電の協力を呼びかけました。
「特務機関NERV」は東日本大震災をきっかけに節電を呼びかけ、「ヤシマ作戦」を広めた立役者でもあります。もともと『新世紀エヴァンゲリオン』のファンが立ち上げたアカウントでしたが、活躍を知った著作権管理会社から公認され、気象庁の認可も受けています。
停電にそなえて気をつけること
他にも、2018年の北海道胆振東部地震や2019年の台風第15号など、自然災害によって大規模な停電がたびたび起きています。
節電に役立つ情報と、停電が起きた時に気をつけたいことをご紹介します。
節電ライフハック
民間最大級の気象情報会社「ウェザーニュース」公式アカウントは、「できる限り節電を意識してください」とすぐに実践できる節電方法をシェア。
テレビやパソコン画面の明るさを下げる、炊飯器や電気ポットの長期保温はしないなど、どれも家庭でできる節電です。
災害時だけでなく、普段から心がけておくといいですね。
ただし、昔とは節電の方法が変わっていることも。「テレビ本体の主電源を切ると節電になる」という方法は、現在では故障の原因になる場合があります。
家電製品の節電については、取扱説明書を確認してから行ったほうがいいでしょう。
停電が起きたら?
では、実際に停電したらどうすればいいでしょうか。
夜に停電が起きた場合、まず必要になるのは明かりです。緊急時に備えて懐中電灯を用意している人は多いと思いますが、光の当たる範囲が狭く、暗い家の中では明かりの量が足りないことも。
懐中電灯と水入りのペットボトルを使えば、簡易ランタンが作れます。懐中電灯やスマートフォンのライトの上に水の入ったペットボトルを置くと光が拡散するため、広範囲を照らせます。ランタンがない場合は活用できそうです。
2018年の台風21号によって停電を経験した漫画家の野間美由紀さんは、「14時間停電しましたが、冷凍庫を一度だけしか開けなかったらあずきバーは無事でした」とツイート。
このことから、「停電が起きたら冷蔵庫は開けないほうがいい」とアドバイスしています。
また、3.11の計画停電を通して、必要なものといらなかったものをまとめたユーザーも。
夏場にエアコンが使えない時は窓を開けることから、防虫対策が必要だったとか。反対に過度な電池の買いだめは必要ないと感じたそうです。
今後も同じような電力不足が起こらないとも限りません。地震や台風など、防災対策のひとつとして停電の備えもしておきたいですね。
以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!
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