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東大現代文過去問2000年度~2024年度第1問(文理共通)

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東大現代文の2000年度から2024年度までの第1問(文理共通)をセットにしたものです。
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2023年5月の記事一覧

東京大学2001年国語第1問 『ぼくの日本語遍歴』リービ英雄

 近年の東大国語第1問にはないような文学的文章だが、子細に読めば、きちんとした論理に裏う…

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togenka
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東京大学2016年国語第1問 『反知性主義者たちの肖像』内田樹

 東大による出題が賛否両論を呼ぶこととなった「問題」文。  この年の入試が行われた201…

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togenka
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東京大学2020年国語第1問 『神の亡霊』6 近代の原罪 小坂井敏晶

 「学校教育を媒介に階層構造が再生産される事実が、日本では注目されてこなかった。」  日…

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東京大学2022年国語第1問 『ナショナリズム、その<彼方>への隘路』鵜飼哲

 東大は入試において、その時代の世相を反映したり、警鐘を鳴らしたりするような出題をするこ…

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東京大学2002年国語第1問 『生と死への眼差し』村上陽一郎

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togenka
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東京大学2003年国語第1問 『神なき時代の民俗学』小松和彦

 戦没者などの遺骨収集についての論考。死者に対する日本人の感情が論じられているともいえる…

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togenka
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東京大学2004年国語第1問 『柳宗悦 手としての人間』伊藤徹

 問題文は抽象的な内容を含み、難解である。なによりも、現代の個は没落するしかないという結論は、悲観的で救いがないため、本当にこの理解でいいのだろうかといぶかしくならざるをえない。「手としての人間」というタイトルはなんとなく希望を感じさせるものだけに、そのギャップもまた悩ましさを増す要素となっている。 問題文はこちら (一)「『地球という同一の生命維持システム』を行為規範の基盤として考える」(傍線部ア)とあるが、どういうことか、説明せよ。  傍線部アの位置する第1段落では、

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