いいところだからやめたくないけど言う事聞きなさい!~モンペ出現編~
変わった私に任せると言ってくれる保護者さんのほとんどがとても寛容で私のやりたいように育ませてくれる。というか、わたしのやり方はきっとわたしに任せるしかないと思っているのかもしれないな。そんな保護者の中でも時折、モンペが現れる。
夏休みの宿題を早めに計画してやってしまおう!嫌なことやってから楽しいことを存分に楽しむと日々、みんなには伝えているから生徒たちもみなこぞって一番に終わらせようと頑張るのだが。。。こどもが頑張ろうとしても一緒に計画を立てずに宿題放置の親御さん。協力してあげて下さいと言ってもやってもらえず子どもが悩んでいたから一緒に計画を立てて親に手を借りなくとも終わらせられるように協力したこともある。
他にも子どもへの優しさをはき違えているのか、嫌な事はすべてやらせずにいる親もいて「言ってあげたからね。ママ(まきちゃんに)言ってあげたよ。」なんて言っているからものすごい勢いで論破してやったこともある。計画を立てて勉強を早く終わらせる習慣は出来る事なら小さいときからつけておいた方がぶっちゃけ楽だ。歯を磨くかのようにさも当たり前のように嫌なことを先に片付ける癖が出来ていれば気持ちよく楽しく過ごせる時間が多くなるとは思わないのだろうか?そんでもって大人になったときにこれは本当に役に立つ。特にクレーム!クレームほど後回しにすると大事になるものはない、早期に対応・解決。そうすればもやもやした時間を多く過ごさなくてもよくなる。
と、学童にしてはモンペ出現率はかなり少ない方だと思うのだが、一番すごいモンスターを紹介したいと思う。このモンペは番いで両者ともにすごい勢いで攻め立てて来たのでその話をしようと思います。
そのモンペの娘はとてもかわいらしくお話しするのが大好きでめっちゃおしゃべり、頑張り屋さんでとってもかわいい小さめの女の子だ。ある日、その子が体調がすぐれない様子でおばあちゃんに連れられて朝やって来た。その日はイベントで結構な距離を歩き、科学館に行く予定だったのでこのままで大丈夫なのかな?と思い、少し様子をみた。うなだれている様子で熱は37.8度くらいあった。この状態でイベントに参加させるのは難しい、ほかの生徒たちも多数いる中、救急車を呼ぶ騒ぎになっても大変な事になるし、何より本人がかわいそうだ。これはお迎えに来てもらった方が良い!と早々に判断し、緊急連絡先に電話を掛けた。
まずママモンペ。電話に出ない、一応、留守電を残すことにした。
次にパパモンペ。以前社内では携帯を持ち込めないと言っていたので電話を鳴らすも早々に電話を切った。
最後におばあちゃんに電話を掛けた。朝も送りに来ていたし、きっと一番お迎えに適しているのではとイベントの出発時間も押しているし、どうか出てくれと願いながら電話をすると出た!事情を話すとすぐにお迎えに来てくれて私は一安心して出発したのだった。
そして、11時過ぎに科学館に到着して早々にまずはお昼を食べてから遊ぼうという話になり、食事が出きる部屋に行き、ご飯を食べていると電話が鳴った。そして、出て第一声が
「あんた。何なのよ!」という怒鳴り声だった。
はあ??一体あんた何なのよってこの人誰だと思ったら、体調不良で帰った女の子のママモンペだった。ママモンペは畳み掛けて話し続ける。生徒たちが食べ終わって待ちぼうけしている中、それでも畳みかけて話してくる。その内容をまとめると以下の通りだ。
「あんたね。なにうちの子返してるのよ。おばあちゃんから連絡が来て初めてこの事実を知ったんだからね。何で私に電話しないのよ。」
マキ:「電話しましたよ。一番初めに。そしてパパさんにも。電話に出られないからおばあちゃんに電話したんですけど。」
ママモンペ:「あんたね。緊急連絡先の三番目にかけるってうちの子が生きるか死ぬかって時しか普通かけないものよ。何でかけているのよ。」
マキ「そんな普通知りませんでした。もしそんなにかけてほしくないなら次回はおばあちゃんの連絡先を削除してください。基本、緊急連絡先は1番から順にかけていき連絡がつくまで順番にかけ続けます。それが私の認識でした。」
ママモンペ「そんな常識知らないわよ。何で返すのよ。うちの子を・・・・」
とま~よくわからない常識を並べてまくし立てておりました。しかし、私、クレームはもちろんの事、けんかという類は嫌いではないのでむしろ燃えてしまうタイプなのでこのまま引き下がったりはしません。戦いました。そして、今度は。。。
ママモンペ「これは保護者みんな集めて話し合った方が良い案件だわ。みんな集めて話し合いをしてよ。」
マキ「申し訳ないけど、この内容は全然集めて話し合う案件でないし、常識を逸脱しているのはあなたの方だと思います。別に会員保護者を全員よんでもかまいませんが9割方がわたしのママ友がわたしに預けたいと言ってきている人ばかりなので会を開いても結果は見ていると思うのですが。」
そう伝えると、自分に分が悪いとわかったみたいで
ママモンペ「じゃ~。この日の21時に話がしたいから時間を作ってください。旦那と一緒に行きます。」
と言われたのでわかりましたと伝えて、話をすることになりました。
昔はクレーム処理が大の苦手で謝ることももともとしない子だったのでこの類は本当に嫌でした。けど、昔の仕事先は本当にすごいところでクレームがあると「お前がここで一番上だと言え。」といって無理やりクリーム処理をやらされていたのでいつの間にそれに対応していくうちに怖くはなくなっていたんだろうな。ま~全然緊張しないというと嘘にはなりますが。とりあえず、一人で戦いにいったのでした。
言われた内容はほんと幼稚の何物でもなく、まとめて言えば、
ここはいいところだからやめたくない。
けど、言う事を聞け!
っていうような内容でした。マウントをとりたいのか?何度となく、わたしの家族への侮辱や女性蔑視を受けました。例えば、
「あなたのところの息子さん保育園通っているのよね?あんな子どもがたくさんいるところに通っているんだから何の病気を持っているかわからない。なのに、この学童に連れてくるってどうなの?」
って何がどうなのかわからない??と言っているこの人は保育士で保育園で仕事をしているって話なんだよね。恐ろしすぎる。あっ!もちろん同じ感じで「あなたも保育園でお仕事されているんでしたらうちの息子と同じく保菌者なんですね。ではあなたもこの学童にはいっちゃいけないんですね。」と言いました。旦那さんにも
「こっちは2時間も3時間も会議で電話にだって出れないほど忙しいんだよ。女性だからこういうのわからないだろうけどさ。」
まてまて。これって能力のない奴が言う言葉~~~。会議に2.3時間かけるってどうなの?っていうか、そんな会議に参加しなきゃいけないあなたの役職はどの程度なの。もし役職が上の立場で参加しているならどんだけ低能なのよ。私も昔は会議開いて上の立場でものを言っていた時代もあったけど、2.3時間もかけないって。そんな時間かけてる部下がいたら時間を無駄に使うなってガチギレですよ。って感じの事をオブラートに包んで言ってやりました。
どうしてこんな上からの物言いなのか?不思議で仕方なかったです。なのに、ここはいいからやめない。けど、言う事聞け的な。お客様は神様時代は私の中にはないし~~。結局、夜中の2時まであーでもないこーでもない言ってましたが私の意見は頑として変わりません。
わたしのやり方に同意できないのであればおやめください。ここは公立の学校ではないので、気に入らないのであればお金も返金するのですぐに退会下さい。
と伝えました。私の曲げない態度にいきなりの態度を変えてネコナデ声に変わっていたけど。ほんと凄いモンペだな。その後、そのモンペ娘の通っていた保育園の仲間?知り合いに会い、話を聞いたら昔からモンペの勢いは半端じゃなく、保育園に抗議しまくりで制度やルールを変えたり、保護者会費も数百円を高いと言い出し、会議の時にみんなが飲むお茶代なんて払いたくないなどごねまくって数十円下げたのもこのモンペだと言っていた。きっとこの経験からうちの学童も言えば何とかなるのかと思ったのだろうがそうもいかなかったんだろうな。私は自分の決めたことを絶対に曲げないし、理由あってそのことをやっているのだから曲げることは出来ないのだ。
その後、数か月そのモンペは所属していたが、結局、退会した。しかし、退会後に聞いた内容にほんとビックリ!
うちの先生で気に入っている先生がいたらしく、うちがこれから通う学童に来てほしいと引き抜きをしていたらしい。さらに!同じ保育園で入ろうとしている人に私とモンペのやり取りした十枚以上にわたるメールの内容を印刷して渡して「こんなにひどいところだよ。」と言って風潮して歩いたらしい。すごいな。
ただこの風潮は逆風となり、こんなにまで子どもの事を考えてくれる学童なんだ。ならば入れようと入会する決定打になったようだ!入会した親御さんが教えてくれた。もともとみんなからあまりよく思われていなかったみたいだったし、その後、うちの学童は右肩上がりに生徒の数を増やしていったのでモンペの被害を受けるのも最小限に収まったのだった。今までいろんな人に出会ってきたがこんな人もいるんだなって本当に驚いたが良い勉強になったと思う!
いや~。本当に人間って面白いですね!