9/18_今日の考えたとえらかった

実は明日から北海道に行くのに何も準備してませんでした。航空券だけちょっと前に取ってあって、ホテルは今日というか今さっきようやく予約しました。どこに行くのかも何をするのかもいまいちちゃんと決めていません。とりあえず明日ちゃんと起きられるかが不安だ。あと荷造りも何もしてない。どうせ服と貴重品くらいしか持って行かないはずだから1時間もあれば済んでしまうのだが。しかし旅行というものをナメすぎている。

ちなみに再来月は香港に行く予定です。

今日考えたこと

昨日の店のイベントのせいで色々考えさせられてしまったり、何もしないという過ごし方をまんまとやらされていたり、なんというかつくづく引きずっているなぁという感じなのだけど、何もしないで過ごしたりそこから醒めて何かしたり、という繰り返しをやっているなかで、割といろんなことを考えた。考えたが、考えたことの多くはしばらく自分の頭の中に留まったあと、泡のようにどこかに消えてしまった。

いくつかのことを記そう。

やりたいこと、やらなくてはいけないこと、やったほうがいいこと

やりたいことだけやる、というのはどうも難しいらしい、ということを昨日の話を踏まえて考えていた(昨日の話の中身が何なのか知らない人たちがほとんどなんだよな、ごめんなさい)。やりたいことをやるためには、何もしない時間をきちんと確保することでエネルギーを溜めること、つまり欲望を練るみたいなことが大事なんだ、と。少なくとも自分はそういうふうに理解した。だから、ちっぽけでつまらない快楽のためにエネルギーを使ったり(SNSをダラダラ眺めるとか)、不安に駆られて「これは役に立つかもしれないから……」みたいな中途半端なモチベーションでバタバタしたり、そういうことをしないほうが、「やりたいことをやる」というモードに近づきやすくなるんだ、と。まぁしかしこんなのは「エネルギーをどう蓄え、使っていくか」の波の描き方をどうしていくか、という話でしかないので、それ自体に善悪みたいなものがあるわけでは多分ない。何を良しとするか、何を気持ちいいと感じるか、何を大事にしたいか、みたいなことによって個々人で判断が変わる程度の話でしかない。

さておき、「やりたいことをやる」というのは、一つのモードだし、それがずっと持続するということは、基本的にありえない。手持ちのエネルギーを使い切ったら、やりたいことだろうと何だろうとやれなくなるし、だいたい「やりたい」という気持ち自体も枯渇するだろう。だから、「やりたいことをやれているのが一番いいんだ、それが人生の至上の喜びなんだ」みたいな言説をうっかり曲解して「やりたいことをやれていない時間はすべてクソである」みたいに読み替えてしまうと、人生は途端に苦しいものになる。だから、やりたいことをやれているわけではない時間を生きている自分に対しても、優しさを持って接してあげたほうがいい。

「やらなきゃいけないことをやる」というのも多分結構、というか相当大事なんだろう、と思う。ここで言う「やらなきゃいけない」というのは、誰かに命じられたからやらなきゃいけないとか、法律で決まっているからやらなきゃいけないとか、そういう話ではない。自分自身で熟考した結果として「確かにこれはいま自分にとって必要だからやらなきゃいけないな」と思うに至ったものこそが「やらなきゃいけないこと」になるのだ。もちろん誰かの要請に応えることが自分自身にとってきわめて重要であると判断したのであれば、それをもって「やらなきゃならないこと」を導出することも別に構わないだろう。しかし最終的な判断者はあくまで自分でなくてはならない。そうやって自分で決めた「やらなきゃいけないこと」は、結構やる価値が高い気がする。

余談だけれど、「やらなきゃいけないこと」は、常に再検討する余地があると言っていい。自分にとってなぜそれはやらなきゃいけないことだったのか、本当にやらなきゃいけないんだったか、と問い直すことはいつだってできる。その意味で、自分自身に縛られる必要はない。今の自分にとって必然性がないと感じたら、いつでもその制約を解くことができる。

やったほうがいいこと、くらいのことは、やらないほうがいいんじゃないか、という気がしている。少なくとも、手をつける前に、「これをやったほうがいい」「これはやらないほうがいい」と思う自分の心と、じっくり向き合う時間を設けたほうがいいんだと思う。なぜそれをやったほうがいいと思うのか? やらないほうがいいとためらうのか? そこには往々にしてある種の不安があるはずだし、その不安は自分にとっての必然性みたいなものとはズレたところにあるものであることも多いはずだ(人目を機にする心情とか)。そういうものに駆られてジタバタしたくなる時は、そうする前に一度、自分の心身と向き合ってあげたほうがいい。つまり、そういう時にこそ「何もしないこと」が大切になる。何もしない時間においてこそ、自分を苛む不安や自分を縛る枷を、じっくり見つめることができる。そうすると、焦ってジタバタする必要が実はないことや、やりたいと思う気持ちを押しとどめる必要が実はないことに、徐々に気づいていくことができる、かもしれない。何もしない時間とはつまり、「やりたい」や「やらなくてはならない」を煮詰めるための時間なのだ。

……多分。

今日のえらかった

本題です。

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