「辛いのはあなただけじゃない」
最近、このフレーズをよく見るようになった
私は言葉を見ると、とりあえずという形で言葉通りに受け取る
そのため見かけた時に、この言葉を使う人はどのような思いやりの気持ちで発信しているのだろうとよく考える
その場その場で考えるが、それでも言葉通りにしか受け取れないフレーズだ
辛いのはあなただけじゃないんだよ
みんな、いろいろ抱えて生きているんだよ
この文面を見たときに、そのままの心理を感じることができる
みんな辛い気持ちを少しでも抱えながら、仕事や生活など頑張っている
自分のコンディションが少しでも悪いと、変な受け取り方をしてしまう
そんなの分かってる
私はこんなに辛い思いでいるのに、
どうしてそんな突き放すような言い方をするの?
うつ病の人に頑張れって言ったらダメなのに
私には辛い中でも頑張れって言うんだ!
と、皮肉にも自分思考にズブズブとはまっていく
コンディションが悪いときに自分思考に陥るのは今後、自分を見つめて直すべき点だと思う
ここまで考えても、どうしても言葉通りに受け取ってしまう
なぜだ?
文面通りに区切ってみていく
あなただけじゃないという、「~だけじゃない」の部分は見ただけでは、自分の感じている辛さを否定されているように感じる
自分思考に陥っているときは、特に自分の辛さがこの世の誰よりもいちばん重いのに、あなたの辛さは重いも軽いもない、みんな平等に辛さを感じているんだよと、言われているように受け取ってしまうのだ
文面に主語がないことから「私(発信者)は別に辛くないんだけど」というニュアンスをも感じられる
そんなことはないはずなのだが
ここからどこか突き放されている感じがするのかもしれない
こんなところだろうか
辛いことは、誰にでもいつでもある
だから、考えて悩み、有効な選択肢をもぎ取っていく
自分だけじゃないって
分かってる
はずなのに