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小説「文豪ストレイドッグス」の中国語翻訳版を読む

すごく久々にnote書いてます。
最初に中国語学習について書いたのは2020年なんですけど、あの頃は本当に初級以上中級未満。
よくもまあ4か月で~なんて大言壮語を言えたものだなと、今ではめちゃくちゃ恥ずかしい記事ですが、反省のために残しています。

それから紆余曲折あり、引越したり、色々とありましたが、今現在はHSK6級の単語学習を一通りやったのに全然身についてる感じしないなあと悩んでいるところです。
ちなみに一通りやった参考書はこちらです。
私は単語帳のみで暗記するのが苦痛なタイプなので、文章で読めるタイプのものは物凄く良かったです。必死に読んで、聴いて、音読する、を繰り返しました。

で、タイトルに戻るんですが、私は去年から文豪ストレイドッグスにどっぷりハマってしまいました(ハマるのが遅いのは重々承知です!)しかしながらそれはそれは楽しく、日々グッズを集めたり、横浜聖地巡礼をしたり、コラボを楽しんだりしています。そして、気がついたんですけど文ストって諸外国でも大大大人気ですよね!?
英語圏のみならず、中国のSNSでの人気ぶりも凄くて、翻訳版も出てる!ということで買いました、小説。あと漫画1巻とわん!も数冊買ったんですが船便で届くのがまだずっと先なので、先に届いた小説の方から読んでます。

「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」の原書が手元にあるので、まずは中国語翻訳版を読み、わからない単語は辞書を引き、たまにどういうニュアンスで翻訳されたのかということをチェックするために原書を開くーーの繰り返しで読んでます。
そうしたらま〜わからない単語まみれ。一応HSK6級単語を一度は勉強したのに全然身についてないことがわかりました(調べて、あれ?これHSK6級単語にあったような…みたく気がつくことも多く)。

実際これはかなりショックでした。凹みました。ただ、事実として、勉強してもまだまだ中国の動画を中国語字幕なしで聞き取ることはけっこう難しいし、いくら勉強しても自分の足りなさを感じるばかり。それでも読んでいるのは一重に文ストが大好きだからです。中国語学び始めた時もそうですが、やっぱり私の語学勉強のモチベはオタク心によって支えられてると再認識出来ました。

それでもって、読んでて面白いな〜と思ったとこをいくつか紹介したいんですけれども。

めちゃくちゃたくさん銃出てくるじゃん…。
出典:"文豪野犬6 太宰、中也、十五岁"著:朝霧卡夫卡 译:陈玮   22ページ 新星出版社

殴り書きなので字が汚くてすみません。中国語でこれだけ銃の種類を覚えたとして、果たしてこれを使う機会あるんかな!?小銃、拳銃、機関銃???私は日本語ですら拳銃の種類がわからないので、ここは???と頭に疑問符を浮かべながら原書と辞書を交互に見比べました。

あと、原書は手元にあるし、そもそも何度も読んでるので普通に何言ってるかはわかるんですけど、たまに登場人物が言ってる台詞のニュアンスがわからないことがあって、そういうときはHiNativeに質問を投げてます。

(今回、聞きたいことを上手く表現できず、中国語で質問するのが難しかったのと、
相当に低い私の中国語作文能力の低さには目を瞑ってください)
(めっちゃ強い語気なんだ…キレてる中也の発言だもんね…)

HiNativeは今更ちゃんと使い始めたんですが、こんなに下手くそでめちゃくちゃ中国語で質問しても、ちょっと投げるとすぐに回答が来るのでめちゃくちゃ便利ですね…!!感謝。

元の台詞は「よけいなお世話だこの糞野郎」です。
(「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」作:朝霧カフカ 24ページ)
中国語の台詞も、読めば一応こうだろうな、って言うのは前後の文脈で普通にわかるんですよ。だって这混蛋って言ってるし。でも検索しても自分の検索方法が悪いのか今ひとつこの「余計なお世話」のニュアンスがよく掴めなくて。なんでこの言い方なの?とずっともやもやしていました。

だから「要你不管我」ですか?と聞いたところ、「要你管」が近い表現ですって教えてもらったのは逆なんだ!?と新しい発見でした。
元から「要你」にピンとこないし、この後ろがどうしてこういう言い回しで関係ない、余計なお世話ってなるのかなあ(そこから?)と疑問に思いつつ、どうしても漢字だけだと逆の意味に見えるので、そこはずっと不思議です。
とりあえず、今回のケースでは「すごく強い語気」という風に教えてもらったので、ああ怒っている感じで中国語で「お前には関係ないだろ」って言うとこうなるのかあ…!と覚えておくことにしました。実際の生活で言わなさそうだけど、ドラマとかアニメとかでは他でも聞けそうですね。

こういう細かい言い回しとか、ネイティブっぽいピンとこない台詞はネイティブに聞くのが一番なんだろうなあと思って、今後もHiNative活用しようと思います。それにしてもHiNativeに中国語話者はたくさんいるみたいなので、凄く助かります。あと私もたまに日本語に関する質問答えてます。こうやって全世界でいろんな言語を勉強する人がいるんだなーと思うと、モチベ上がって良いですね。

そしてこれが絶賛書き込み精読中の写真です。

"文豪野犬6 太宰、中也、十五岁"著:朝霧卡夫卡 译:陈玮 18-19ページ 新星出版社

こんな感じでガンガン直接書き込んでいます。読めなかった単語、躓いた単語、意味がわからなかった単語は、辞書を引いて上の空いてるスペースに書き込む感じで精読しています。
今回はとにかく「わかったふりをやめる!!」を合言葉に読んでいるので、ふわっと漢字で意味がわかるところ、元々日本語で読んでいるので雰囲気で通すところを、ある程度のニュアンスを理解するまで帰らせないぞ自分(ここまでは言い過ぎかもですが)という強い気持ちでやっています。
今までそうやってなあなあで勉強してきたから、全然身についていないんだよ!と甘えたくなる自分に喝を入れてます。

だから1ページ読むのに物凄く時間がかかっています。今はプロローグと1章を読み終えました。 

こんな感じで、読んだところまで原書と中国語版の両方にダイソーで買った
かわいいネコちゃんの付箋を貼って進めています

精読なのでけっこうキツいんですが、いかんせん好きな作品なので、勉強が捗る捗る。やっぱり自分の好きな作品を教材にするのって最高ですね!趣味と学習は兼ねてなんぼだな~~って本当に思いました。

平日は仕事あるからこれを読み終えるのいつまでかかるかな?というほどのスローペースですが、超楽しく読んでるので続けるつもりです。

あと上ではけっこう凹んでると書きましたが、いくら好きな作品と言えど前までの自分ならおそらく中国語で小説は読み切れなかっただろうな…とは思うんで、時間がかかるとはいえ、普通に読めてる今は、前に比べれば大分進歩してるなと思って頑張ります。

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