カタルーニャ探訪・ビック
わざわざ日本から行くところではないけれど
紹介したいバルセロナ近郊の町。
今回は、バルセロナ中心部から北に約70km、Vic(ビック)という町に行ってきました。
この町は、日本でスペイン語を教えてくれた先生の出身地だったのでずっと行ってみたかった場所でした。
ビックへ出発
ビッグに行く方法はいくつかありますが、私はサンツ駅からRenfeに乗り約1時間かけて向かいました。一日に24本運行されており、乗り換えもないのでアクセスには困らないと思います。
スペインのお祭り
ビックは7月の上旬に市の守護聖人であるサン・ミケル・デルス・サンツを祝うFiesta Mayorがあります。私たちはそれに合わせて来たのですが…
日本のお祭りの感覚で来てしまいましたが、スペインのお祭りは約1週間続き、各所でイベントが開催されることがわかりました。それをHPやパンフレットで調べ興味のあるイベントに参加するようです。
この日もコンサートと子供のパレードが開催されていましたが、開始時刻が夜だったので諦めました。日中にやらないのがスペインらしい笑
散策スタート
さて気を取り直して普通に観光をすることに。町の中心マヨール広場を出発しカテドラルに向かう途中、人だかりを発見しました。
入口のポスターを確認するとこの期間のみ開放されていると書いてありました(多分)仏教でいうご開帳的な!?キリスト教にもあるんですね。
貴重なものを見せていただきました。
‐ カテドラル
そこから数分歩いてカテドラルに到着しました。1781年~1803年に建設されたネオ・クラシック様式。無料で入ることができます。
‐ 司教区美術館
カテドラルの隣には、ビック観光の目玉の美術館があります。中世美術では有数のコレクションを誇るそうです。
ま、私は興味ないので行きませんでした笑 中世美術はバルセロナにあるカタルーニャ美術館で飽きるほど見たので…
‐ ロマネスクの橋 Pont de Queralt
時刻は午後2時。シエスタタイムなので町には誰もいません。静かな町を歩きながらロマネスクの橋に向かいました。
この橋は11世紀後半に造られ、何度も修復を加えられ現在も素晴らしい保存状態を保っています。日本で言えば平安時代の橋が現在も昔と同じように使われているってことですよね。すごいなぁ~
昔は城壁で囲まれていたためここが唯一の町の入口だったそうです。進撃の巨人みたいな世界だったのかな。
‐ ローマ神殿
最後の見所、2世紀に建てられたローマ神殿に行ってきました。ビックはかつて古代ローマ人がAusoと呼んだ王国の首都でした。この神殿以外のローマ遺跡は残っていませんが、これ程当時のまま残っているのはかなり珍しいと言われています。
なんだこれ…
町を散策していると奇妙なモニュメントに出会いました。
この巨大な頭を持つカプグロッソ(大頭)は、ギガンテス(巨人)とともにスペインの祭礼に登場するキャラクターです。
巨人はしばしば王や貴族を表し、カプグロッソ(大頭)は棒や鞭を持って聴衆を怖がらせ、巨人の為に道を開けるよう促します。(もちろん地域により異なり様々な種類やそれぞれに目的があるそうです。)
写真の3体は、ビックのお祭りFiesta mayorに登場するカプグロッソで、La família Cap de Llúpia de Vicと呼ばれています。
このキャラクターがどのように誕生したのか、3人はどういう関係なのか。そもそもなぜ巨人なのか。大頭のキャラクターを作ったのか。
調べてみましたがよくわかりませんでした笑
機会があればスペインの伝承や言い伝えも調べてみたいと思います。
これがブティファラ!
お腹も空いてきたので、先生にオススメしてもらったレストランへ!と思ったのですが…潰れている。先生がビッグにいたのは5年以上前なので仕方ない。コロナでいろいろ変わったのは日本だけではないようです。
こんな時にはグーグル先生頼み。いい感じのレストランを見つけることができました。
私の頼んだブティファラも旦那の頼んだモルシージャも臭みがなくてすごく美味しかったです!モルシージャは苦手意識があり食べるつもりはありませんでしたが、結局旦那の半分をもらってしまいました。ごめん!日本に帰ったらシャウエッセンで満足できるかな笑
そういえば散策中こんなのを見かけました。
これは何でしょうか?もし知っている方がいたら教えてください。
またお出かけしたら備忘録としてnoteに書き留めていこうと思います。それではアデウ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?