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何か特別な事ができないといけないですか?いいえ。存在しているだけで尊いと知った時。

こんにちは。とーふです。
親子関係に何か痛みや疑問を感じている人に伝えたい。
そして、過去に戻れるなら、誰よりもあの時の自分自身に言いたい。
「今の苦しみはあなたのせいじゃない、あなたは悪くない」
そんな思いで過去と向きあうことを自分に許すことにしました。

保育士をしていて4年目。わたしは初めて自閉症スペクトラムの3歳のお子さんの介助担当になりました。
会話や笑いのやりとりが難しく、理解度のペースもマイペースです。
パニックに陥ってしまうと、頭を壁や床に打ちつける自傷行為もあります。
最初はとても緊張感をもって接しすぎていました。
そして、できるだけ他のお子さんたちのペースに合わせていこうとプレッシャーを与えてしまっていたかもしれません。
でも、ある時からこのお子さんのペースをできるだけ尊重して、行きたい方向を遮ることをやめました。
ちょっと後ろから見守る感じ。その子が世界に向けている視線を追います。

すると、、、。
私の世界が広がっていったのです。

砂場の砂が、サラサラとその子の指の間を流れおちる光景。
何度も何度も繰り返す。サラサラ、サラサラと。
砂が指の間から流れていく感覚を味わっています。

夏のお庭で、ホースを握り締めて、出口から飛び出る水の煌めく粒が放射線状に広がって、他の子どもたちの笑顔を巻き込んでいく、幸せな光景を満面の笑みでみています。

給食で、食べたくないものを、大人たちに全身で拒否できる潔さがあります。

会話はできないけど、手を引いて、行きたい場所を伝えてくれることはあります。

みんな一緒じゃなくて全然いいじゃん。
この子の視線を追っていると、私のマインドがなぜか自由になるし、つまりきっと他のお子さんにもきっと良い影響力がある、
この子のペースで、その子のハッピーを優先しよう!

と決めたら、毎日会えるのがそれまで以上に幸せに。

そして、自分の小さかった頃、すなわちリトルとーふさんにも、
「そんなに頑張らなくていいよ」と言えるようになったのです。
生きているだけですごいよ、と。

ふと気づきました。

なんで私はあんなに頑張らないといけなかったんだろう。
なんで両親から、とーふは生きているだけで◎って言ってもらえなかったんだろう。

でも、、、もう仕方ない。今更言われても、なんだ。
だから自分自身で言ってます。


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