ぱるぷんて！（アニメ版：ぱるぷぶ！※se社に配慮）＃４

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「いやー江戸川先生、大変でしたなー！空き巣ですか！物騒な世の中になったもんで！」
「幸い何も取られずに済みましたけど…まあ窓ガラスは割られましたが、不思議と散らばったガラスはどうも空き巣が片付けて行った様で…」
「それはまた変わった空き巣ですなぁ！」
「では校内の見回りに行ってきますので、失礼します」

放課後、米先生が校長先生の長話を打ち切り、単独になった時を見計らって私達は先生を囲んだ。
「先生！お話が有ります！」

☆彡　☆彡　☆彡

「なんですって！？あの飲酒事件の犯人は貴女達…パルプ部の仕業ですって！？」
「違うんです！コレには深い訳がーーー
「ジュースかと思ったぜ！」
「雷火ちゃんは黙ってて！」

「まあ、理由がどうで有るにせよこの件は職員会議に…」
「…先生、コレ見て…」
ラブ先輩がスマホの画面を先生へと向けた。

「アアアアアアアァァァァァッーーーーーッ！！！」

米先生が野生児めいた悲鳴を上げる！！

そこには先生の部屋のクローゼットの奥に隠されていた“女ターザンの服”が写っていた。
「そ……それが、どうしたと、言いうの？そ、そう、忘年会！忘年会の余興で使った衣装！衣装よ！」

先輩が更に画像をスワイプする！

「アアアアアアアァァァァァッーーーーーッ！！！」

米先生が野生児めいた悲鳴を上げる！！

そこには山の中で、夜の公園で、女ターザンの姿をした先生の跳んだり蔦ロープでスイングしたりする自撮り画像が！！

「…ふ、ふふふ、ふふふふふ…はは、ははははは、はははははははは！！！オマエタチ、ニンゲン、ヒミツシッタ！オマエタチ、コロシテ、ワタシモ、シヌ！！」
先生の脳が過負荷に耐え兼ねオーバーロード！野生返り（ターザンフィードバック）を起こした！！

「待ってください！先生！コレを見てください！」
私は必死に自分のスマッホの画面を先生に見せた！そこには……！

「ギャ…ぎゃく、逆噴射小説…大賞？」
「そうです！そしてこのタグを見てください！」
「 #女ターザン ？嘘！！え！？４０件以上も女ターザンの小説が！」
「そうなんだぜ！なんか小説大賞が始まって２作目に投稿された小説が女ターザンものだったせいか、皆影響受けて女ターザンの小説が日々投稿されてるんだぜ！」
「…やっと、私が望んだ世界が…女ターザンの時代が来たのね…」
「……先生の書いていた女ターザン小説、拝見しました……」
「！？　ちょっとあんたたち！！人のPCを勝手に！？」
「いい話だった」「感動した」
「…え、そ、そう？誉められるの初めてだから…照れるなぁ…」

『だから逆噴射小説大賞が始まって即投稿しておいた』

【＃５「一大ジャンル、女ターザン」に続く！】

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