TOIEC290点、留年Fラン大学生がワーホリに行く話~ビザ申請~
アコムから30万が振り込まれた。
口座には50万。ついにビザを申請することができる。
グーグル翻訳片手にパソコンと向き合い、淡々とイミアカウントの部分から進めていく。
意気揚々と内務省ホームページにアクセスし、残高証明書とパスポートの提出を試みた。だがなかなか提出できない。何度も提出を試みるも、できないものはできないので、イライラしながら一時間ほど経過し、調べていくとどうやらPDFかJPEGの形式でしか提出できないようだった。
僕はTOIEC290点のFラン大学生だ。当然パソコンの知識も、学力も持ち合わせてはいない。やっとの思いでJPEGの形式で提出することができた。
ここまででおよそ3時間ほど経過した。この短時間でたばこを15本くらい吸ってしまっただろう。そのくらい骨を折る作業だった。ちなみに、この作業は普通の人なら10分くらいで終わるものだと思う。
作業を進め、クレジットカードの登録をし、ビザ申請のお金が引き落とされた。これで、やっと手続きが終わった。安心し、16本目のたばこに火をつけふかしているその瞬間メールが届く。
英語で理解できないメールが届き、なんだこれはと思いながら、グーグル翻訳を駆使し、翻訳したものを丁寧にメモ帳に張り付けていく。日本語も苦手なのですぐに理解はできないが何度も読んでいく。
どうやら、健康診断を受けろ、とのことだった。
また、大きな壁が現れた。
ワーホリ 健康診断 と検索をし、どうやら東京には健康診断をしてもらえる場所が二か所しかないのである。まったく不便なものである。健康診断なんて、人生でほとんど受けたことがないので全くよくわからないのだが、すぐに電話をかけていつできるのか聞いてみようと思い電話をかけようとするした。
しかし、その時の時間は18時を回っていた。東京の二つの病院は営業時間外とのことだった。
また明日の営業中に電話をかけなければならない。
どうやらオーストラリアは何の知識も、金も、人脈もない、TOIEC290点のFランチー牛大学生をそう簡単には、渡航させてくれないようだ。
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