2月17日agon (香川県土庄町・小豆島)
岡山駅近くの好日さんで朝食を食べたあと、バスで新岡山港に行き小豆島に向かいました。平日だったのもあって乗船客は少なめ。客席で時折り外を眺めながらnoteを書いてました。小豆島の土庄港(とのしょうこう)に到着して下船。かどやのごま油の工場が近くにありましたね。港から目当てのお店まで距離がありましたが、のんびりとお店まで徒歩で向かいました。島といっても山も高く、車の交通量も多いです。歩くこと20〜25分くらい。目当てのお店はagonさんです。
台湾の旗が掲げてあったのですぐにここだと分かりました。着いたのが12時だったので満席に近く空いていた席に着席。
店内は広くなく奥に長いです。カウンターの1番手前に小さい男の子がご飯を食べながら動画を見ています。こういうの台湾でも見かけてた光景だなってほのぼのした気持ちになりました。厨房には狭い中に3人が忙しそうに動いています。
12時に着きましたがすでに売り切れのメニューがあり、魯肉飯、大根餅、豆花を注文。待っている間もお客さんが来て満席のため諦めて帰っていくお客さんもいました。すでにいるお客さんも常連さんらしく、お店の人と親しく話したり、お店のお子さんにお土産をあげたりしてました。
席の横には家族揃ってのイラストが飾ってありました。家族愛を感じますね。
魯肉飯には大根スープも一緒についてきました。豚肉は細かく切ったタイプで、きゅうりの漬物と味付け玉子も添えてありました。食べやすい味付けなので台湾の味に慣れていない島民にも受け入れやすいかもと思いました。スープも大根の風味が感じられてこれも台湾らしい味です。大根餅ももちもちで甘めのソースが美味しいです。
そして、豆花です。トッピングは日によって変わったりするようで、この日はタピオカと白キクラゲでした。黒糖のシロップで甘さは控えめ。豆花自体も滑らかで悪くないです。
13時過ぎになると来店客はなくなり、店内のお客さんも出ていって店内には大王1人だけ。そこにお店の女性が話しかけてきました。東京から来ましたというと驚いて、大王が豆花を食べ歩いているんですと名刺を渡しました。大王のことは何となく知っていてくれて、そんな人にうちの豆花なんて恥ずかしいですみたいな反応されましたが、審査しに来たわけではないですし、興味本位でやっているだけですからと説明して、小豆島のことやお店のことなどいろいろお話を聞かせていただきました。意外に島外からの常連客もちょこちょこいるそう。11〜15時までで木〜土の週3の営業ですが予約があれば夜の営業もやるそうです。その時のメニューも見せてくれました。
また、小豆島の名物のそうめんや、かどやのごま油があるので麻油麺線など名物を使って台湾料理を出すことができるからやってみてはと提案してみました。こう話している間にお子さんは外に勝手に飛び出したりと活発に動きますwww
台湾人の旦那さんと愛媛県出身の奥さんが移住してお店をやっています。結構移住する人も多いみたいです。出て行く人の方が多いみたいですが。もう1人台湾人の女性もこの日はいてホテルで働いていたけど今はこちらにお手伝いで来ているんだそう。旦那さんの方はまだ日本語が堪能ではないせいもあってあまり話はできませんでした。
この日はここしかお店を回れないため、まだ食べられそうだったので台式炒飯を追加で注文。台式とは魯肉飯の豚肉を炒める時に出る油で炒めるからなんだそう。炒飯には魯肉飯の肉もかかっていました。あんかけ炒飯みたいでパラパラとして美味しかったです。サービスで蒸し鶏の紹興酒漬けもいただきました。アルコールの風味はなくさっぱりしてこれも美味しかったです。
閉店後に家族で岡山に用事があったので、好意で港まで大王を車で送ってくれました。最後まで親切にしてくれて、ほんの数時間の小豆島の滞在でしたが行ってよかったと思えたお店でした。
お店の目の前はギネスブックにも登録されている世界一狭い海峡があり観光バスも来るのだとか。小豆島の観光のついでに訪れてみてください。
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