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3ヶ月で英検1級に一発合格した話

こんにちは。

TOEIC900点、英検1級ホルダー大学生のけんとです。

本日はいかに私が英検1級に合格したかをお伝えします。


0.はじめに

まず私は3ヶ月で英検1級と書きましたが、これには前提条件がありますので、この条件を満たした方が対象になることをご留意ください。

では、Let's get started!

英検1級受験の前提レベル


-英検準1級、TOEIC860点以上

TOEICでは1番上のクラスと言われる860点以上が下限だと考えます。

なぜなら私の主観にはなりますが、Twitterの英検1級合格者を見ていてTOEIC860点を下回る合格者はまだ見た事がないからです。 

私の体感TOEIC940~960点の人がボリューム層です。

ちなみにTOEIC860点以上というのは、TOEICのリスニングやリーディングで約9割正答できるレベルです。

英検1級とTOEICはもちろん畑違いではありますが、使われる語彙レベルと長文の文法の複雑さは英検1級の方が上なのは間違いないからです。


※上記のレベルに達していない方に向けては、TOEIC900点、英検準1級までに行った学習法も記事にしているので、参考にしてみてください!


では、次に

英検1級とは?


について大まかにお伝えします。


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-合格率:約10%

→TOEIC900点以上のレベル層が受けて10%の合格率なので、最難関と言われるのも納得です。

-レベル:大学上級程度、B2~C1、TOEIC950点

→私はTOEIC900点でしたが、合格したので、あくまで目安だと思います。

-必要語彙:10000~15000語

(英検準1級までで7500~9000語)

→大問1の語彙問題は、最初英検準1級レベルでは1問も分からなかったです。単語暗記は避けて通れない試験です。


1.私が使用した参考書 

①出る順で最短合格! 英検1級単熟語EX

こちら1番オススメの単語帳です。

なぜなら、

”的中率が圧倒的に高い”

からです。

特にこの熟語パートは少ないながらも試験当日ほぼすべて的中しました。

それくらい効果絶大な単語帳です。

英検1級はこの単語帳1冊で十分だと言えます。

一般的には、かの有名なパス単の方が良いのではないか?という意見もありますが、私は反対です。

なぜなら、パス単は情報が古いからです。

10年近く前の過去問を参照しているため、信頼度に欠けます。

さらにTwitterでも

「パス単に載ってない単語が出た」

という声が多かったことからも、私個人としてはパス単はオススメできません。

一方、こちらの『出る順単熟語』は2014年度発行ということから、より最新データに基づいた単語選定がされています。

よって私はこちらをオススメします。

②究極の英単語Vol.4

こちらは

大問1で満点を狙いに行く方
海外ニュースや英字新聞をより楽しみたい方

つまり

英語マニアや少々時間に余裕のある方向けになります。

最初に紹介した『出る順単熟語』と重複していない単語もやや多いためです。

かつ収録単語数が多いので、英検1級合格後に英語を嗜むための単語であるとも言えます。


③英検1級面接大特訓

こちらは

ライティング

スピーキング

両方で使っていただきたい参考書です。

私はこの参考書がなかったら、英検1級には受かっていなかったと言えるほどオススメです。

この参考書は、

解答例が豊富
真似しやすい書き方

であるため、非常に参考になりました。この参考書で、型を身につけたといっても過言ではないです。

また、2次試験(スピーキング)では、2分間スピーチと約4つの質問があります。

その際、この参考書に出てくる

・上級レベルのパラフレーズ(言い換え)
・頻出の質問
・難しい質問の捌き方

が非常に役に立ちます。

ぜひこの参考書は音読しまくって、内容と使えそうな表現を吸収しましょう。


④英語で経済・政治・経済・社会を討論する技術と表現

こちらも英検1級合格者に定評のある参考書です。

・背景知識を学べる
・ライティングで使える表現

であることが特徴です。

内容が少々難しいので、10周以上繰り返して徐々に覚えていくようにしましょう。

試験本番でのトピック予想は不可能ですが、勉強してきた関連トピックに繋がる可能性はあります。

(私も2次試験のときこの経験がありました。男女平等社会についてのトピックで、テレワークのトピックを関連づけられました。あの時天から降ってきたかのようにテレワークのトピックがでてきたので、この参考書をやっていて良かったと思いました。)


よってこの参考書の内容は満遍なく把握できていることがベストです。



⑤英検1級英作文問題

こちらは英作文実践にオススメです。

・13問のトピックとそれぞれ賛成、反対の解答例アリ
・平易な英語で書かれている

ことから、真似しやすい英語を学べます。 

英検1級のライティングだと、難しいそうな語彙を並べないといけないというプレッシャーがありますが、そんなことはありません。

なんなら

使い方を知らない単語は使いすぎない方が良いケースがほとんどです。

なぜなら、難しい単語ほど相性の良い単語(コロケーション)が少なくなってくるため、ちゃんと使い方を把握していないと逆に不自然な文章に見えてしまいます。

例えば、

「システムを改良する」→⭕️impeove the system

で良いはずが、難しい単語を使わなきゃという意識が働くと、

❌rectify the system  

❌redress the system

❌remedy the system

などと間違ったコロケーションを使ってしまう場合があるのです。

よって、細かいことですがこういったコロケーションを理解することも重要となってきます。

コロケーションについては、③④の参考書にしっかり載っていますのでそちらを参照して下さい。


⑥2020年度 英検1級過去6回全問題集

さて単語帳も8割あたり覚えてきたところで、過去問演習に挑みましょう。

リーディングに関して。

準1級の長文が読めるなら問題なし。あとは語彙力を強化するのみで全然読めるようになります。

やはり1級でも

”1パラグラフごとに1設問”

の原則は変わらないので、過去問演習を継続しましょう。


リスニングに関して。

実は大問1は過去問の使い回し問題が2~3問はあります。2020年受験の場合は2011~2015年あたりの過去問をやると、使い回しの問題の的中率が上がります。(私も本番で3問過去問と同じ問題が出て正答できました)

※こちらはどうしても英検1級が欲しい方のためのチート技であり、本当に実力をつけたい方は英語力で勝負しましょう。

あと大問4の長いインタビューがややハードです。

シャドーイングで慣らしたり、日頃から海外ニュースを見ておくと良いです。


ライティングに関して。

過去出題のトピックと重複することはないですが、制限時間内にライティングを終わらせられるかを試してみてください。

また日頃からニュースに関心を持っておくことは大切です。

最近だとAIや人工知能など近年ホットな話題もあるので、最低限の知識と自分の意見は持っておきしょう。


スピーキングに関して。

こちらは過去問と似たようなトピックが出題される可能性があるので、全ての問題に挑戦、解答例で参考になる意見を覚えておきましょう。 

私は2次試験がいちばん不安だったので、英検1級だけで200トピック以上は触れました。


⑦オススメYouTube Channel

次に英検1級受験者に是非オススメしたいYouTubeチャンネルをご紹介します!

レベルは少々高いですが、このレベルの英語の理解は英語学習者がたどり着くゴールでもあります。

ややアカデミックな内容ではありますが、1級のトピックに重複する部分も多いためぜひチャレンジして下さい! 

100%理解できなくて当然です。

あくまで英語に触れる量を増やすことが目的です。


1『Alux.com』

・オススメの観光スポット

・歴史の偉人秘話

・成功者のストーリー

がメインで多くの学びも得られるチャンネルです。

語彙も1級レベルに丁度良く、発音も聞き取りやすいです。

なにより映像のクオリティが高く、更新頻度も高いのが驚きです。

ビジネス本や自己啓発好きにはたまらないチャンネルですね。

2『CNBC International』

こちらは各動画にリポーターがいて、面白い情報を届けてくれます。

・コロナの経済影響

・再生可能エネルギー

・パリはなぜ物価が高いのか?

・なぜアマゾンの森は燃やされているのか?


などなど幅広いテーマを扱っています。

なによりホットで最新の情報が多いので、情報収集にも最適です。 


3『CNN』

イギリスの海外ニュースです。

毎日数時間おきに動画が更新されているので、世界中の情報をいち早く手に入れれます。

英語レベルはかなり高いので、完璧に理解しようとせず、おおまかな趣旨が掴めるかを意識しましょう。

またイギリス英語に耳を慣らせる点も良いてます。

4『TED』

かの有名なTEDです。

多くの方がTEDの英語は難しいとおっしゃいますが、私はそうは思いません。

むしろCNNの方が難しいです笑

TEDはプレゼン方式なので、基本的にゆっくり話すシーンもあります。

さらに英語字幕もついているので、字幕を追いかけながら聴くのでも十分リスニングの勉強になります。

なによりトピックが面白く、世界中の研究者の成果を学べます。

例えば、

・AIの研究はどうなってるか?

・語学習得のコツとは?

・気候変動の現状と未来

などなどテーマの幅は広いです。

よって専門用語も頻出しますが、分からなくても問題ないです。

何が言いたいのかを理解することの方が重要です。


5『BBC Lerning English』

こちらは英語学習者向けのチャンネルです。

イギリス話者なので、CNN同様イギリス英語に慣れるのに最適です。

テーマは、

・マイナーなスラング紹介

・英文法の解説

・ニュースを題材にしたクイズ

などです。長くても10分前後なので、抵抗なく聴けます。



⑧海外ドラマ

YouTubeチャンネルは以上になりますが、もう1つ海外ドラマで英語に触れることも英検1級受験者には非常にオススメです。

なぜなら、海外ドラマは

・会話表現を学べる

・ナチュラルスピード

・英検1級レベルの語彙が意外と使われる

ためです。もちろんドラマのジャンルにもよりますが、ビジネスシーンは特に勉強になります。

ぜひ過去問や単語暗記のルーティンばかりに飽きた方は勉強の息抜きも兼ねて海外ドラマはオススメです。

オススメ海外ドラマについては、記事にしているので是非ご覧ください。




2.各パートの学習法

では次に、各技能における学習法をお伝えします。

①リーディング

・毎日単語暗記

・海外ニュースサイトの記事を読んでみる

・過去問演習で問題形式に慣れる


②リスニング

・過去問のシャドーイング

・海外ニュースやYouTubeで大量の英語を聴く


③ライティング 

・背景知識をまず覚える

・面接大特訓の解答例をほぼ暗記

・時間を計って過去問演習


④スピーキング

・できるだけ毎日オンライン英会話を行う

・最低100題のトピックを練習する

・面接大特訓で使えそうなフレーズの暗記


3.さいごに


最後に

英検1級を受験される方

これだけは言わせてください。


スピーキングに力を入れて下さい!

スピーキングに力を入れて下さい!

スピーキングに力を入れて下さい!


2次試験(スピーキング)は本当に苦戦する方が多いです。

これまでまともに英語を話したことのなかった我々が、いきなりアカデミックなことを喋らないといけない

これってとんでもなくハードです。

小学生がいきなり

「経済制裁は有効か」「保護貿易主義、自由貿易主義どちらが有効か」とか語りだしたら怖いですよね。

「日本語でさえスピーチできないわ!」

ってなります。

なので、オンライン英会話と背景知識を詰め込んで沢山スピーチ練習するしかないです!

ぜひ質より量で臨んでみてください。


それでは!




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