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生姜農家さんに会う 〜前編〜

こんちは!僕です。
さあ、今回はずっと会いたかった人に会えた話ですよ!
今までの話はこちらから。
↓noteに書いてるジンジャーエールの話。

名前は知っていたけれど…

ジンジャーエール。その最も重要な主原料である生姜を、僕は集落の直売所から購入しています。
直売所で売られている農産物には生産者の名前が明記されていて、誰が作ったかわかるようになっているんですが、集落の人達は生産者の名前を見ただけで顔がパッと出てくるんでしょうけど、僕のような新参者だったり余所者は取り敢えず名前が入ってるから安心して買えるって程度の情報に過ぎません。。。

しかし、今回はその生産者表示にだいぶ助けられました。
僕がいつも買う生姜には「野口」さんという名前が入ってるので、「あ〜、野口さんて人が作ってる生姜なんだな。ジンジャーエール作る時には必ず会いたい!」と決めていたんです。
で、実際ジンジャーエール作りも佳境に入ってきてるので、このタイミングで是非お会いしたいと思い、名前を頼りに探し始めたという次第です。

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野口さんに会うにはどうしたら良いか。
都会で芸能人に会う為に必死に人脈使うのとは違って、ここは田舎の集落です。
誰かに声をかけて相談すれば、だいたいその日に会うことができます。

先ずは長老に依頼。
僕「生姜農家の野口さんて知ってますか?」
長老「野口さんなら知ってるも何も友達だよ。」
はい。これで会える!早ぇ〜!
と思いきや、頼んだ日は別件で忙しいと言う事なので断念。
他の人に聞いてみることにします。

次に頼んだのは猟師会長。
僕 「生姜農家の野口さんて知ってますか?」
猟師会長 「おう、野口さんだろ?俺ん家の裏手が家だよ。」
…とことん話が早くて本当に癖になりそうな爽快感のある人脈!これだから田舎は面白いですよ(笑)

ところが連絡を取って貰うと、野口さんは畑に出ていて家には居ないという事。
猟師会長が「丁度生姜も見られるだろ」って事で、畑まで連れて行ってくれる事になりました。
早速猟師会長の愛車である四駆の軽自動車に乗り込み、野口さんの畑に向かいます!

やっぱりデスロード

野口さんの畑に向かうのは良いんですが、猟師会長の愛車は前回の森ツアーの時とは違う、もう一つの愛車。
機動力と瞬発力が売りの軽自動車の四駆です。

乗る時に何で僕は気が付かなかった…と言うか、予測しなかったんだろう…
乗って農道を走り出した瞬間、シートのヘッドレストに頭が吸い付くような急加速。。。
撮影用に持ってきた大事な一眼レフを傷つかない用に抱えながら、喉の奥から恐怖で無意識に出てくる「ウオオオオオオオ」という声を振り絞り、半泣きで助手席に固まっていました。
何せわざわざ舗装道路を通らないで未舗装の道を選んで走りますから…横揺れがハンパでは無く、横転するんじゃないかと思う程縦横無尽にシェイクされます。
今思うと、一瞬無重力を体験してたと思います。
この時、横で猟師会長は「グハハハ」とご機嫌に笑いながらハンドルを握っていましたが、マジで何が面白いのか僕には理解できませんでした。
何も知らない人が遠くから僕らの車を見たら、WRCだと思うのではないだろうか。。。
もしこの車に下の子が乗ってたら秒で吐いてただろうな…

無題の図形描画

永遠に感じられた十数分のドライブの末、山の中を切り開いて作った様なひっそりとした畑に着きました。
ここが野口さんの生姜畑。
やっと生姜作りをしている人と会える!
車から降りて、逝きそうになった首に手を当てながら僕は大きく伸びをしました。

今回は恐怖のドライブで時間を取られてしまいましたが。(勝手に書いただけだろ!っていうのは置いておいて。)生姜農家の野口さんと会えた話については後編で詳しく書きます。
お楽しみにしていただけると嬉しいです!

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