愛されているということ
先日のパリオリンピックでの、「愛の讃歌ーセリーヌ・ディオン」
をお聴きになった方も沢山おいででしょう。
私は、父と離れていた事が長く、距離感が、わからない事が多いのだが、
この歌の背景を知っているだけに、この歌を聴いている時に知った父の想いに、感極まり、咽び泣いた。
父は、仕事しかしていない、職人である。
父自身、苦労を重ね、母親を早く亡くしている。血の繋がった祖父(父の父)のことも仕事で家におらず、自分自身、父親像がわからず、
しかも、娘に対して、どう接して良いか分からず、随分と距離感や伝え方で互いに対話が難しかった。
私は、父にとって、良い娘ではなく、気苦労ばかりかけてきたように思う。
父自身、苦労してきた分、幸せに過ごしてほしい反面、
私達は互いにハリネズミのように🦔
針が当たらない距離感を保つのが下手くそな親子だ。
そんな私達が、唯一の繋がりというと
互いに本好きであり、
名画(映画や美術鑑賞)を愛してきたところである。
幼い頃から
ステレオに耳をつけて、身体中で、レコードを聴く私を温かく見守ってきてくれたのは父だ。
互いにハリネズミの私達だが。
今夜は二人とも、
セリーヌ・ディオンの生命の掛けた
「愛の讃歌」が
少しだけ、塩辛い涙と共に優しい時間を過ごす事ができた気がする。
『愛の讃歌』は、
エディット・ピアフが、恋人を事故で亡くした後に、哀しみを抱えながらも強く歌い上げた、生命の讃歌。
恋人同士だけではない、全ての人への響きなのだ。
(小鳥遊手帖から、抜粋)
『愛の讃歌』日仏Ver.歌詞掲載
Le ciel bleu sur nous peut s’effondrer
青空が落ちてくるかもしれない
Et la terre peut bien s’écrouler
地球が壊れるかもしれない
Peu m’importe si tu m’aimes
そんなことはどうだっていい あなたが私を愛してくれるなら
Je me fous du monde entier
世の中のことなんてどうでもいいの
Tant qu’ l’amour inondra mes matins
愛が毎朝を満たしてくれる限り
Tant que mon corps frémira sous tes mains
あなたの手の下で 私の体が震える限り
Peu m’importe les problèmes
悩みことなど どうだっていい
Mon amour puisque tu m’aimes
愛する人よ、あなたが私を愛してくれるなら
J’irais jusqu’au bout du monde
世界の果てまで行くわ
Je me ferais teindre en blonde
髪を金色に染めるわ
Si tu me le demandais
もし あなたがそう望むなら
J’irais décrocher la lune
お月様を盗みに行くわ
J’irais voler la fortune
宝物も盗みに行くわ
Si tu me le demandais
あなたがそう望むなら
Je renierais ma patrie
祖国も捨てるわ
Je renierais mes amis
友人だって捨てるわ
Si tu me le demandais
あなたがそう望むなら
On peut bien rire de moi
人は私を笑うでしょうけれど
Je ferais n’importe quoi
私はなんでもするわ
Si tu me le demandais
あなたが 私にそう望むなら
Si un jour la vie t’arrache à moi
いつか 人生が私からあなたを奪っても
Si tu meurs, que tu sois loin de moi
あなたが死んでしまっても、あなたが遠くへ行ってしまっても
Peu m’importe si tu m’aimes
あなたが私を愛してくれるなら 私は大丈夫
Car moi je mourrai aussi
だって 私も死ぬのだから
Nous aurons pour nous l’éternité
私たちは 二人のために 永遠を手に入れる
Dans le bleu de toute l’immensité
広い青空で
Dans le ciel plus de problèmes
悩み事のない空で
Mon amour crois-tu qu’on s’aime
愛する人よ、私たちは愛し合っているわね
Dieu réunit ceux qui s’aiment
神様は 愛し合う二人を結びつけてくれるわ
「mana_2019 5年前より」
あなたの大切な人生が薔薇色でありますように
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