クバさんのススめる映画半分くらいおもろない、ということ
昨日ひさびさに電話で2時間ほど酒の神と話したシケモク屋です、こちら。
まぁ、車を雪道で滑らせて、2台全損になったんやっけど、エアバッグはひらかんかったとか、運ぶのに気をつけろと散々言われたトロフィーを最後の4つ目トロで割ってしまうとか(このことに関するぼくのアドバイスは「5個目があると思って4個目を運ぶ」)とかの惨事の話から始まり、あ、ぼくが黙ってタバコを吸い始めると「ズルないか!?」と言われたけど、僕は君がタバコをまく音を聞いて吸い始めたんやけどどっちがずるいとか言ってないやんって言ったらかないくんがうけて巻いたタバコ落として見失うとか、だんだん会話の調子がでできたんや。
で、でや、まぁまぁ付き合い長いのに今更ながら、表題の件がもちあがった。
まぁそのときは明かしてなかったけど、その半分のおもしろい部類に入っている映画は、僕自身が他人から薦められて、まぁそんで観てみてけっこう面白かった映画たちやったんや実は。A・パーカーの「コミットメンツ」やったり(なんでかかないくん毎度「ダブリンロック」とタイトルを間違う。たしかにダブリンロックなんやけどな)なんやらやったり。けど面白くないの部類にいれられてるのは、僕がほんまに打ち震えたジャジャンクーの「長江エレジー」とかやったりするわけで、けっこう本気で薦めてるやつやねん。
僕ほんでふと思ったんや。
俺、人生あんまし面白いとか面白くないとか気にしてないんかもって。
僕の若い友人たちが時々「ぜんぜんおもろないですわ」っていうねんけど、まぁぼくはやさしいんかな、まぁまぁ真剣にどうやったら面白くなるかとか一緒に考えたりすんねん。ぼくにとってはそれこそ面白いとか面白くないとかじゃないから、そんな時間もすごすわけ。
けどな、ぼく全然おもろないわって今まで生きてきた中で思ったことないって、昨日気付いてんな。それは、ほならずっと面白いことしかしてへん精度の高い自由な人生送ってるってことか?って言われたらそれはそうとちゃうねんなぁ。なんていうか、ほんまさっき言ったように、なんか視点というか軸というか、「面白い」っていうことの中心が空洞という感じというか、「面白さ自体に面白みがない」というか、これなんか根幹部分やからぜんぜん言葉にならへんねん。これも言葉にならへんからおもろなくなってんのか、逆に難しくておもしろなってんのか、そうじゃなくて言葉見つからへんなぁって困ってたりはするんやけど。
じゃあさ、じゃ人が「面白くないなぁ」って状況の時、僕ん中どうなってんにゃろって振り返ってみようや。うん、せや、イラついてるわ。怒ってるか。
けど、だれかに「ぜんぜんイラついてますわ」って相談というか、話したことはないように思うんやわ、一人でいらついてんねんな。相談することがあるとしたら、いったってもええですか?って事はあるように思う。
ちょっと話違うかもしれんけど、何人かで同時にイラついたりしたことってあるんかな。なんか人がイラついてるの見るとおさまる部分もあるし、だからといって自分に向けられたイラつきやったら、こっちもなんでや!ってぴりついてる。
ちゃうちゃうそんな話したかったわけちゃうねん。
言いたかったんは、おもろないって思ったことがないって自覚した後の僕から、「ぜんぜんおもろないですわ」っていう人に対して言えることがあるとすれば、
もう「薬物とかそういうのん」しかおもしろないんちゃうかな?
ってなってしまうんかなってこと。
イメージでしかないけどなんか根本から面白くなるんじゃないんかな。
あかんは、ここにきて全然おもしろくなくなってる。イラついてるからわかる。
そういうことやろ?おもしろないって。