改行キーを押すと思わず跳躍して、いよいよ何を書くかわからなくなってしまう
AM5%
山梨の屋根は、長野のそれとちがい薄っぺらい。
その屋根を雨が叩く音で目が覚めたってわけだ。
数日前、ベッド横の窓の上に換気扇がついていたんだけれども、ムカデが入ってくるんじゃないかということでとっぱらい、そこをうっすいビニールで塞いだ。
そのビニールを雨が叩く音で目が覚めた。
パソコンはひらくといつも、バッテリーがなくなっている。いまどきの携帯電話やタブレットとはなにか違う時代の機械なんだかなぁ。膝の上で熱くなってく。膝の上で熱くなっていくってちょっと助平な奴だなぁおい。
はじめてnoteというサイトをつかって書いています。」、なんだか一つの改行キーでものすごい距離を下に跳躍する印象がある。なんだろう、2cm近く飛ぶんじゃないかな。そのせいだか、おかげだか、その改行の都度「閑話休題」と心の中でつぶやいてしまうような心地。
閑話休題
ほらね。
閑話休題
閑話休題
二つ続けると、これまた奇妙な具合になった。休むのを休むと言った体か。
かないくんは、昨日ぼくが近所のO女史のお宅で2007年のスペイン産のワインを一人で一本空けたことを知らないから、夜の23時ごろに電話をかけてきた。いまみたところ2度かかってきている。山梨の子連れの家の時間でいうと午前3時の感覚。ねぼけてて出れんかったなぁすまん。ねぼけててというか、ねぼっててという言葉が近いか。
いや、出れなかったことが申し訳ないのではないだろう。たとえ出たとしてもちゃんと球を打ち返せる気がしなかったからでれんかったわけ。では、体を温めておかなくてすまんということか。いや、はたして深夜三時に頭をウオーミングアップしてスタンバッテおく必要はあるのか。おそらくあるんだろう。いまからかないくんに電話しようか。5:47。3コール目、彼が出た。