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ゆる日報 190711

朝の通勤電車でパンツスタイルの制服を着た女子高生を見て思った話。

高校2年生の頃、同じクラスにいたクラスメイトでいつもジャージを着ていて制服を着ている姿を見たことないような子がいました。
なんで制服を着ないんだろう?と思ったこともありましたが特に先生も咎めることもなかったこともあり彼女のジャージ姿に違和感を感じることも次第に薄れていきました。

2年生の修学旅行前のある日彼女が制服を着て登校してきた日がありました。しかしその制服は男子用の制服でした。

男子用のブレザーを着た彼女はHRでクラスメイトに自分自身がトランスジェンダーであること、そのために今まで女子制服を着ることができなかったこと修学旅行でジャージを着るわけにはいかないから先生と相談して男子のブレザーを着ることにしたという話をしました。

その当時は彼女とこれからどう接していけばいいのかというよりも彼女のその姿を見た他クラスの生徒の好奇の目から嫌な思いをさせないようにするのはどうしたらいいんだろうって悩んだことを今でも覚えています。

他クラスの友人から「あの子いつから男になったの?」という質問にどう答えるのが良かったのか今でも答えが出せずにいます。

今日、電車でパンツのブレザーを着た女子高生見てあの時母校にこういう制服を着る選択肢があれば彼女は自分のプライバシーをあんな形で告白することも、制服を着ることのできない葛藤もする必要がなかったのではと思いました。

という回想。


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