献血の歴史とドナーの語源
ちょっと驚いたこと2つについて書きます。
献血の歴史
ドナー(Donor)の語源
です。
献血の歴史
赤十字のサイトからの抜粋です。
https://www.bs.jrc.or.jp/kk/kyoto/ebook/ing_vol085.pdf
なんとA/B/Oの血液型ですが、発見されてきちんとわかってから、まだ100年程度しかたっていないんですね。
そして、献血事業の歴史は、60年ちょっとです。
私はもうちょっと前から行われていると思っていました。
国際赤十字の思想や日本赤十字社の歴史については、少々聞いたことがあったのですが、
献血の仕組みは、比較的新しい取組なんですね。
ちなみに、昨年のニュースですが、若者の献血離れが深刻化しているそうです。
少子高齢化という背景もありますが、このグラフが顕著ですね。
まだまだ歴史が浅い献血ですが、次の時代(平成もおわるので)に引き継ぎたい取組ですね。
そしてもう1つのトピックの
ドナー(Donor)の語源
です。
臓器提供なども含めてDonorドナーという言葉をよく耳にします。
こちらの語源をネットで調べたところ、サンスクリット語のダーナ(旦那)という語源で、カンタンに言うと、与える/供するという意味だそうです。
こちらからドナーになったそうです。
以下サイトから、良い記載がありますので、そのまま抜粋します。
ドナー(臓器提供)に対して見返りや報酬を求めてしまっては、ダーナ(布施)にはなりません。
臓器提供者に会ってはいけないのは、そのようなダーナの精神があるからです。臓器のやり取りによって見返りや報酬が発生し、その行為が臓器提供の対価・取引になってはいけないのです。
単純に物を与えるからdonorが臓器提供者の意味になったのではありません。布施の精神があるからdonorが臓器提供者の意味になったのです。
見返りを求めない布施という行為が、ドナーの語源として使われたのは、粋な感じがしますね。
確かに、献血に対して、何か見返りを求めているわけでは無いのですからね。とても腑に落ちる語源です。
これからも語源通りのダーナでありたいと思う今日このごろです。