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バスケ隊員になりたい人生だった

ぼくが来て間もないころに立ち上がって4月中旬頃から本格的にフィールドに出始めたバスケのプロジェクトが順調に進んでる。(関連noteは最下部に)

正直ぼくの想像以上。プロジェクトが成長してるというのを毎回実感できる。

ぼくが行き始めた最初の頃なんて雨降ったら子どもゼロで全然集まらなくて絶望しかなかったけれど、あれから1カ月イースター休みを挟んで4回の活動を行ってる。

その間、当初多く子どもが集まると思われたジョージタウンは見込み違いだったけれど、現地在住のワッシャー・アダムズ(女子バスケナショナルチームキャプテン)が午前中1人で教室を開くことになり、ぼくたちは午後4時からグレッグズという山間部の町で教室を行うことになった。

このグレッグズ、子供たちの集まりはとても良く、初回から20人ほど集まり、徐々に増え、今は40人ほどになっている。

これは嬉しい悲鳴だったけれど、そんなに盛り上がっているならとコーチを引き受けてくれる(元)選手も増えてきた。

順調、順調。ほんとに。

まだ立ち上げ期だけれど、ゆくゆくはコートのあるところでは毎週末こういうバスケ教室が開かれるようにしたいと考えている。それはつまり各会場でコーチ役を引き受けてくれた人がそれぞれ責任を持ってやるということだ。

ウィリアムとぼくの仕事はきちんと各会場でバスケ教室が開かれているかランダムに巡回していくことがメインになるだろう。

子どもたちが来なくなってしまっては元も子もないから、楽しんでもらうことに重きを置きつつ、ボールを使わないディフェンスの練習など基礎もバランスを見ながらメニューに取り入れている。

ワッシャーは午前中のジョージタウンの後グレッグズにも来てくれている。

シュートの姿勢などボールを使うかっこいいことをするときの話はわりときちんと聞いてくれる。

Team SVG (国名St.Vincent and Grenadinesの略)のポロシャツ。こういうのがあるとメンバーに連帯感がでる。かっこいい。ご覧の通りもちろんぼくももらった。(こっちの人のスマホの待受けが自撮りとか自分の写真であることが多くてぼくも自撮りに抵抗なくなってきた)

・・・

さもバスケ隊員のようなことを書いてきたけれど、もちろんぼくはバスケ隊員ではない。

けど、上手くいってるプロジェクトってこの国でもこのスピード感で物事と成長が進むんだ、という成長の尻馬に乗ってる感がある。ぼくがバスケ隊員なら良い報告ができそうだなぁと思う。活動が順調が隊員はこんな感じなんだろうかと思った。もちろん、これは裏でのウィリアムの働きが大きいのだけど。実際ぼくは何も仕事らしいことをしていないし。

まあこんなに上手くいってるなら協力隊なんて必要ないから要請なんてでないだろうけれど。

これと比べるとぼくの視覚障害者協会での活動なんて目も当てられない。何もできてなくて恥ずかしくなってしまう。

ぼくは難しいことをやりにきているし、嫌味な言い方をすると国際交流じゃくて国際協力をしにきているから、難しいことはウェルカムなんだけれど、それってどういうわけか上手くいってないことをやるわけで、それはぼくも同様に悩むし苦しいからさ、どんなに強がろうがぼくは弱い人間だからさ、ちょっとでも良いから成功体験のようなものが欲しいんだよね、この地で。頑張りが報われてるのを感じたい。

いろいろぼくの伺い知らぬ苦労はあるんだろうけど、スポーツ隊員ってめっちゃ良いなって思ってしまった。嫌味でもなんでもなくて。

というか、カウンターパートと働くってこんな感じなんだろうなと思った。協力していろいろ改革していく的な。みんなが訓練所で想像する任地での活動ってこんな感じなんだろうなっていうのを今ぼくは体感している。

タイトルはもちろん冗談だけれど、たまに楽なこともやりたいって思うことあるよね。

人間だもの。


参考note:



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yuki oka
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