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やっぱサブスクはやりたいしそこから生まれる関係性はぼくらにとってとても大事な意味をもつと思う①

どうも、カリブ海はセントビンセントの視覚障害者協会でマーケティングをしてます、Yukiです。

そもそもの始まり

いつ書いたかすっかり忘れてしまったけれど、月額いくらでマンスリーサポーターを募ろうとしたけど、国際送金に対応したサービス(ex, Paypal, stripe)がセントビンセントというか先進国以外展開してないから断念した、という話を書きました。

やるとすれば、口座振り込みになって、国際送金だからアメリカやイギリスの事情は知らないけれど、日本の場合、国際送金にはマイナンバーの通知が必要だったりと手間がかかりさらに手数料が数千円かかってしまいます(UFJなら8,000円!)。

これじゃあ、100人から500円ずつで50,000円集めようと思ってたのに、500円送るために煩雑な手続き+8,000円じゃ割に合わないから、大半の人は寄付の意思があっても諦めてしまう。ほんの一握りの奇特な人が、おそらく500円以上の額を振り込んでくれるだろうけれど、それって何万人に1人の割合だよって話で、非現実的です。

この手続きや手数料って海外でも事情は同じだと思います。

というわけで、諦めたわけじゃないけれどこの件はぼくの手に余るので保留にしてました。

でもやっぱり…

先日クルーズ船の観光客のイクスカーションに組み込みたいという話を少ししたけれど、そうやっていろいろ考えてると、やっぱりサブスクはちょっと無理してでもやった方が良いなと思い始めてきました。

うまく観光ルートの1つとして組み込めたとして、悪くない額の寄付は獲得できると思うんですね。

でもそれって1回きりのこと。

せっかく作業場で視覚障害者の人たちが指先の感覚をたよりに竹細工の家具を修理してたり、目が見えていないはずなのに見事な流れ作業でみんなでモップを製作してたりっていう様子を目の当たりにしてるのに、1回きりじゃもったいないなとぼくは思ってしまうわけです。

冷たいやつだと言われがちなぼくですら感動したし圧倒された。目が見えないはずなのにこんなことできるんだ!と。いったい何ができないんだろうとさえ思いました。

感情のゲージが結構上がりました。頭でわかってても実際に見ると違いますから想像もつかないことが細部で起こってるんです。想像できるのは大枠の限られたことだけですから。

加えて、どういう環境で生活してるか、生活レベルがどの程度かっていうのも伺い知れるので、ネット記事だけよりもはるかに情報量が多くて感情移入しやすいはずです。

言い換えると応援してくれやすい状況にあるわけで、そんな人たちを1回きり、もう人生で会うことはないなんて関係ですませるなんてドライだし、もったいない。

マンスリーサポーターになりませんか、と勧めるのが礼儀でしょう。なんだったら彼ら彼女らは帰国後も周りにも勧めてくれるかもしれない。

交友を広げて欲しい

ぼくマンスリーサポーターになってくれた人たちには定期的にポストカードを送ろうと思ってます。内容はもちろん視覚障害者が考えます。誰かが口述筆記することになると思います。

できれば、サポーターの人には視覚障害者の人たちの文通相手になってほしいんですね。

ぼくここに来て2か月ほどですけど、視覚障害者の人たちの人間関係ってめちゃくちゃ狭いんですね、ほんとに決まった人としか会話してない。一般の人でも同じだよと思われるかもしれないですけど、彼らにはまずきっかけがないんですよ。目が見えないんで親切な人しか話てくれないのはもちろん、基本は家族と近所の人だけなんですね。

引きこもってしまっている人は家族だけでしょう。

これはキツい。だって目が見えないって毎日暗闇の中にいるわけじゃですか。暗闇って怖いじゃないですか。見えないから。ふさぎ込みたくなる。ぼくらはすぐ明かりを探そうします。

でも彼らにはその手段がない。ずっと暗闇と付き合っていかないといけない。誰かの声を頼りして生きているわけですね。

でも決まりきった人たちだけだと狭い世界で生きることになるんですね。別にそれが悪いこととは限らないですが、現状に合わない人にとっては苦しいわけです。

自分の世界が広がるときって、いつだって「人」がきっかけですよね。

本や映画も誰かがそれに考えを乗せた媒体に過ぎないわけですから。

ぼくはその文通を通して、いろんな考え方を知ってほしいし世界の広さを知ってほしいわけです。もっというと自分の想像力の幅を広げて欲しいわけです。

それはきっと自分の可能性の幅を広げることにつながると思うので。

文通の相手をしてくれるサポーターの人達も視覚障害に対する理解が深まると思いますし、なんだったらセントビンセントに訪れたいと思うかもしれません。きれいなビーチが本当にたくさんありますから。

文通という距離感

なんでわざわざポストカードなの?メールでよくない?と思われるかもしれません。けど考えてみてください。

マンスリーサポーターになってるもののレポート届いたのしっかり読んでますか?ぼくは読んでいないです。

理由はもちろんぼくが怠惰だということが多分にありますが、運営報告になりがちで、感情がないんですね。多くの場合。おもしろくないんですよ、それって。

また、メールなのでそれ専用のメールボックスというわけではないですから、どんどん新しいものが届いて簡単に埋もれてしまうんですね。

一方で、ポストカード。

いつ届くかわからないですし、ほんとに届くかどうかも怪しい。このご時世でDMと請求書以外にそういうものが届くことってかなり珍しいと思うんです。

単純にうれしくないですか?温かみがあって。

それにEメールと違って、質量がありますから捨てないかぎり物体として残ります。なんだったらカリブコーナーみたいなの作って飾れます。

ふとしたときに見れます。

なかなか届かない、そして質量がある。

これってぼくたちのような取り組みをする人間にとってはとても価値があることだと思うんですがどうでしょう?

よけいに愛着湧くと思うんだけれど。


②へ続く。To be continued...

#DAY86

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