『幕間ダイアログ』ありがとうございました!(橙山の北村)
こんにちはこんばんは、北村凪です。
絶賛風邪をひいています。
気づけば今年で30歳、、そりゃあ体力もなくなっているわよ。トホホ
todokeru,第四回本公演『幕間ダイアログ』
無事終演いたしました!!!
ご来場・ご観劇いただいた皆様、関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
本番当日まで、「お客様に作品の魅力、良さがちゃんと伝わるだろうか。たくさんのこだわりや、繊細に作りこんできた部分がうまく合わさっているだろうか。」と不安もたくさんありましたが、
あたたかいメッセージや感想を拝見し、伝えたかったことがしっかりお客様に届いている!?細かい部分にも気づいてくださっている!?とうれしく、最後の最後まで、もがき、あがいた甲斐があったなと。
演出、舞台監督、総合美術、装置、小道具、衣装…たくさん伝えたいことはあるけれど、それぞれのブログで!!
興奮冷めやらぬうちに、ブログを書かねばねば、、ということで、ぼちぼち公演を振り返ってみます。
まずは、稽古写真やら、好きな写真やらを。
あっという間に2023年が終わりを迎える。
早くセリフ覚えなきゃ、、と思いながら年越し。。
「橙山京子」という役をいただきました。
映画の全てを愛している女、であります。
作品を初めて読んだ時の面白さ、魅力をしっかり伝えなくちゃ!、そして、元々、団員久米氏へのあてがきということもあり、どう向き合っていけばよいのか悩みながらのぞみました。
初めの頃は、生育歴を考えてみたり、ジェノグラム(家系図みたいなやつ)を書いてみたり。
それを、todokeru,メンバーと一緒に考える時間をいただいたりして。
どうしても闇の背景強めな橙山になってしまい、うーん、、
大木さんからは「なぎさんでいいよ」と言われ、私ってなんだろう、と考えながら、明るくまじめで、ちょっと天然入ってる橙山を徐々に作ってみる。
直前の1か月くらいは、橙山京子と共存しながら生きているような不思議な感覚でした。
生活の中で自然と出てくる言動が、橙山だなぁと思う瞬間が増えてきて。
橙山京子と共に生き、共に歩んできた半年間だったのだと思います。
おそらく一番稽古しているのではないか?という図書館シーン。
それぞれのキャラクターや動きを丁寧に作っていきました。
ですやんさんのご紹介で、実際に図書館でお仕事されている館長さんや職員の方にお話しを伺ったり、いくつか図書館をまわったりと、現地調査にも出向きました。
図書館の雰囲気や空気感、美術的なところも、公演に生かしております。
大切な4人のシーン。
好きな映画で盛り上がる4人、ないし3人。
好きなものを語る時の空気感、充実感、共有できた時の喜びをどう表現していくのか。
映画を知らない方でも、会話を聞いているだけでその雰囲気が伝わったり、楽しんでもらうにはどうしていったらいいかと悩み悩み。
色々やってみるしかない!
橙山は映画の知識豊富なので、時間の許す限り映画を観られるだけ観る!
映画のワンシーンや、俳優さん監督さんの顔がイメージできるようになれば、自ずとセリフも出てくる!
この作品を通してたくさんの名作に出会うことができました。
大木さん、ありがとうございます。
まだまだ観たい映画がたくさん。。
白洲由美役の客演・与力さん。
いつもあたたかく、優しく、座組一人ひとりを大切に思ってくださっていて、母です。
北村激しいシーン稽古後に、与力さんからいただいたレモン味ののど飴は、今までで一番効果がありました。
与力さんのお声も大好きだし、稽古・本番で何度も惚れましたね。要注意!
金城晶役の客演・宮井悠さん。
稽古中の楽しい&爆笑の正体は大体宮井さんかもしれません(笑)
宮井さんのアイデアや言葉で各シーンのお芝居がどんどん良くなっていきます。
お芝居でも、役との向き合い方も、たくさん勉強させていただきました。
大桃かんな役の久米春花氏。
毎日久米氏を助手席に乗せて帰る稽古終わり。
稽古を振り返ったり、役について話したり、歌ったり。
かんなの精神を掴んだ彼女は無敵だった!!心の友よ!!
素晴らしい3人の役者さんに尊敬と愛を。
稽古終わり、夜な夜な演出・大木さんと舞台監督・田代さんと『500日のサマー』について語る会 in マック。
橙山の中でぽっかり大きく空いた穴「恋愛」。
大木さん、田代さんの言葉を聞くほどに、リアルな橙山の心情が見えてきて、今までモヤモヤしていたものがくっきりと輪郭をもち、
「ただただ恋愛がわからなくて、困って、焦って、怒って、泣いて、、」している橙山の姿がかわいらしく、そして魅力的に想像できました。
私なりに、橙山の魅力を最大限表現してやろう!と心に誓いました。
ちなみに、北村自身は『500日のサマー』めちゃ好きなんだぜ!!
todokeru,プロフィールにも書いてるし!!(笑)
金城さんと2人のシーン。
いやぁ、宮井さんの、大人で優しい金城の言葉や雰囲気が良すぎて良すぎて!!
どっひゃー!!とひっくり返す勢いをどう作ればよいのかと。。
橙山の情緒は大変なことになっているので、このシーンの稽古後は涙もろくなったりして。
お客様どなたかの心に寄り添えていたらいいな。
改めまして、
ご来場・ご観劇いただいた皆様、
ご協力いただいたすべての方々、
最高な座組の皆さん、
心より感謝申し上げます。
大切で大好きな作品『幕間ダイアログ』終わっちゃった~(´;ω;`)ウゥゥ
今後もより一層精進してまいります。
これからもtodokeru,をよろしくお願い申し上げます。
北村 凪