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[参考書レビュー]古文単語330

レベル

教科書レベル~二次試験レベル

メモ&レビュー

読解必修語→入試必修語→最重要敬語→入試重要語→入試攻略語という順で、重要度順に並んでいる(名称については、筆者が使っていたのは「改訂版」という一つ前のバージョンに準拠しているため写真の「三訂版」では変更が加えられているかもしれない)。そのため単語にメリハリをつけて覚えることができる。

この単語帳の強みは、表紙にもある通りKey&Pointである。これはすべての単語に付されている解説の名称で、"Key"はその単語の核となる意味を端的に説明したもの、"Point"はKeyをもう少し詳しく説明したものである。これにより、一対一対応ではない、単語のニュアンスそのものをつかんだ理解が可能である。こういったことが記述問題に生きてくるのである。さらに、単語によっては図解も入っており覚えやすいよう工夫がされている。

これ一冊でも十分東大入試に対応できる単語帳である(実際、筆者はこれしか単語帳を使わなかった)。

推奨する使用法

まず意味を一対一対応で一通り覚えた後、図解に付け足しをしてみたり、場合によっては自分で図を描くなどして単語のニュアンスの定着を図る。上のような説明をすると最初から核だけつかもうとする受験生がいそうだが、間違いである。まずは面倒でも知識を入れることで、その後核を学ぶ際に知識が有機的に結びついて確かな理解へと昇華されるのである。

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