レポ1:剱埼灯台(2019/2/23)
三浦半島南東部の剱崎にある剱埼(つるぎさき)灯台。お向かいは房総半島西部の洲埼灯台で、ともに東京湾の玄関口として出入りする船舶のために灯りを照らしています。今回は横浜に訪れる機会があり、剱埼灯台の灯りを拝みに行くため深夜3時から車を走らせ向かいました…
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年々その数を減らしている灯台を護るため、灯台病の記者が灯台訪問の魅力などをお伝えする『全国の灯台巡礼レポ』。灯台マニアの方のみならず、灯台のある風景を通じて地域の魅力を再発掘したり、地元の原風景を護りたいと願う地元の方々にも参考にして頂ければ幸いです。
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◼️レポ1:剱埼灯台(2019/2/23)
三浦半島の剱崎へ向かう途中で寄った観音埼灯台は残念ながら改修工事中のためよく見えず。
眠気と闘いながらなんとか午前5時頃、まだ真っ暗な剱崎に辿り着きましたが、漆黒に浮かび上がるエメラルドグリーンの灯りのあまりの美しさと、複合群閃白緑互光という個性的な煌めきに眠気も一気に醒めました。
当日は曇天で残念ながら対岸の洲埼灯台の灯りは見えませんでしたが、晴れていれば見えるそうなので、是非とも次回はリベンジしたいです。
この日はこの後に城ヶ島灯台を観に行く予定だったので、どちらで日の出を拝むのか悩ましかったです。でもやっぱり剱崎の日の出を観るために一旦、城ヶ島灯台の夜の灯りを拝んだ後、Uターンして再び剱埼灯台へ。時刻は午前6時。空が白んできました。
入口には無線方位信号所(レーマークビーコン)の鉄塔があります。太平洋の風が轟々と吹き付けていました。
緑白光は、暁の空にもよく映えます。
曇天だったので結局日の出は拝めませんでしたが、薄暗かったせいか日が昇りきっていても点灯が続いていて長めに拝めたので曇天の日の出も悪くないなと思いました。
剱埼灯台は1866年にアメリカ、イギリス、フランス、オランダの4ヶ国と結んだ「改税条約」(江戸条約)によって江戸幕府が建設を約束した8ヶ所の灯台(条約灯台)の一つ。
現在のものは、関東大震災で倒壊した後に再建された2代目で、初代の灯台設計は「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ブラントンが担当しました。
眼下を臨むと漁港の灯りから少し離れた位置にポツンと間口港灯台の灯りが…
下から灯台を見上げるとまた面白そうなので降りてみることに。(間口港灯台レポに続く)
村上 記