灯台アンケート(2021年1月)
『続・灯台護(とうだいもり)プロジェクト』では、この度「灯台ファンが語る灯台訪問の魅力」をテーマにアンケートを実施しました。
今回は運営にてSNSやブログ等で灯台情報の発信をされている方々にご協力を依頼したうち、ご回答頂けた方々の内容を掲載しております。
※ニックネーム付きでの掲載許可を頂けた方は記載させて頂いております(今回は回答された皆さまに掲載許可頂けました)。
※2021年1月末時点の回答内容です。
◆灯台アンケート内容◆
Q1.本格的に灯台を追いかけ始めたのは何がきっかけでしたか?
Q2.灯台の魅力は何だと思われますか?
Q3.実際の灯台訪問時にご苦労されていることや気をつけていることを教えてください
Q4.灯台に関する将来の夢や目標を教えてください
Q5.今現在のあなたの「灯台フルコース(※)」をセレクトしてください
①防波堤灯台(赤灯)②地元(出身県)の灯台③防波堤灯台(白灯)④昼間の灯台⑤灯台の灯器部(ズーム)⑥夜間の灯台⑦春夏の灯台⑧朝夕の灯台⑨秋冬の灯台
※灯台フルコースについての詳細はコチラを参照ください
以下、アンケート回答
※アンケートはSNSでのDMやメールにて回答
※灯台画像は回答者の皆さんに許可を得て掲載しております(無断転載、流用不可)。
※ご興味ある方はInstagramでフォローやブログにアクセスしてみてください
peeeeeyama さんの場合
Instagramアカウント:@peeeeeyama
A1.(きっかけ)
大学の頃友達と行った潮岬。灯台を意識したというよりは陸地の突端である最果て感、本州最南端の旅情に感動。以後「岬」に興味が湧き、岬のシンボルである灯台にも興味を持ち巡り始めました。
A2.(灯台の魅力)
人里離れた陸地の突端で孤高に海の安全を守る勇姿。青空に映える白亜の美姿。宝石のようなフレネルレンズの輝き。
A3.(灯台巡りで気をつけていること)
天候は運次第とは言いつつも逐一天気予報を確認し、旅先で当初のスケジュールを大幅に変更してでも晴天で灯台と対面できるよう最大限考慮してます(笑)
A4.(今後の目標)
せめて1等〜3等灯台はフレネル氏の功績を讃える意味でも残してほしい!観光地化してもいいけどしすぎない程度に!一生灯台巡りを続けたい!
A5.(灯台フルコース)
①該当なし(防波堤灯台は巡らない)②該当なし
(地元に灯台がない)③該当なし(防波堤灯台は巡らないため)④経ヶ岬灯台⑤剱埼灯台⑥禄剛埼灯台⑦岩崎ノ鼻灯台⑧潮岬灯台⑨龍飛埼灯台
mayu.miiiii さんの場合
Instagramアカウント:@mayu.miiiii
A1.(きっかけ)
旅行で初めて訪れた灯台が大王埼灯台だったのですが、そこから見る海景色に感動したのがきっかけです。
A2.(灯台の魅力)
いつ何時でも、海を静観し続ける佇まいですね。
A3.(灯台巡りで気をつけていること)
場所によっては長距離を歩いたりするため、動きやすい服装を心掛けるのはもちろんのこと、あとは、濃い色のものは極力身に着けないようにしています(蜂に襲われるのを防ぐため)。
A4.(今後の目標)
・参観灯台16基制覇
・北海道の灯台訪問
A5.(灯台フルコース)
①女木港東防波堤灯台②該当なし③女木港鬼ヶ島防波堤灯台④禄剛埼灯台⑤御前埼灯台⑥樫野埼灯台⑦岩崎ノ鼻灯台⑧紀伊日ノ御埼灯台⑨佐田岬灯台
totesan21さんの場合
Instagramアカウント:@totesan21
A1.(きっかけ)
もともと、ダム巡りをしており、時間があれば有名な観光場所のひとつとして灯台を訪問していたぐらいでした。灯台150周年で、灯台カードデジタルが開始されてから、全部あつめてみようかなと考えて、追いかけ始めました。
A2.(灯台の魅力)
地形、海模様と空模様などとのコラボで作り出す風景。色々なデザインがあること。フレネルレンズの輝き
A3.(灯台巡りで気をつけていること)
①怪我しないこと、無理しないこと、動物に襲われないようにすること②灯台までの道路や歩道、駐車場などの経路・所要時間などの調査
A4.(今後の目標)
・残り31基の灯台カードデジタルのコンプリート
・長崎県の女島灯台訪問
・オーストラリアの灯台の訪問
A5.(灯台フルコース)
①高松港玉藻防波堤灯台②野間埼灯台③女木島鬼ヶ島防波堤灯台④チゴキ埼灯台⑤魹ヶ埼灯台⑥葛登支岬灯台⑦元地灯台⑧能取岬灯台⑨川奈埼灯台
kutakutatoto さんの場合
Instagramアカウント名:@kutakutatoto
A1.(きっかけ)
13年ほど前、まだ現場を走り廻っていたころ、日本海の兵庫県余部埼灯台の近くで仕事をしておりました。冬の朝、早くに現場に到着しまして何気に車を止めたところ、フレネルレンズの閃光に胸を打ち砕かれ、一目惚れしました。
A2.(灯台の魅力)
決して自分のためではなく、沖ゆく船舶のために灯りをともす存在です。写真という記録に残すためには、青い空と白い灯台、仕事中の姿、フレネルレンズですね。一般公開等で、お会いできる灯台好きの方々との話も魅力です。
A3.(灯台巡りで気をつけていること)
アクセス調査と安全です。安全は夏場の毒虫、蛇の簡易的な対策と薬、非常食の携帯、夏でも必要に応じて安全靴、手袋、長袖の着用などです。
A4.(今後の目標)
基本、大型沿岸灯台と逢瀬していますが、時間ができれば小さな灯台とも逢瀬したいです。
A5.(灯台フルコース)
夜間の灯台訪問はなかなか行けていないが、お気に入りは旧紀伊日ノ御埼灯台(2011年4月撮影)
lighthouse-walking さんの場合
ブログ:夕闇の彼方よりのブログ
A1.(きっかけ)
毎日放送のTV番組(ロケみつ)の中で潮岬灯台、経ケ岬灯台、肥前立石埼灯台(ツイタ鼻の灯台)、大瀬埼灯台が採り上げられており、某女芸人の追っかけ(笑)と共に灯台を含む絶景を追いかけ始めた。
A2.(灯台の魅力)
明治~昭和初期の灯台は歴史的な文化遺産(特にレンズ関係)としての価値と魅力がある。人工物でありながら周辺の景色を邪魔しない存在である。厳しい環境である岬の先端に建ち、黙々と海上安全の役割を果たしている姿は人の生き方として教えられるものがある。
A3.(灯台巡りで気をつけていること)
①公共交通機関を利用して、人のあまり立ち入らない辺鄙な場所に建つ灯台を訪問する事が多いので、現地の交通事情を含めて、念入りに事前調査を行う必要がある事(その日に帰れなくなって、仕事に穴を開ける訳にはいきません笑)②出来るだけクマやイノシシ、マムシ等の動物と遭遇しないように訪問時期を主に冬場に限定している事。
A4.(今後の目標)
ライフワークとして西日本の灯台を出来る限り巡る事(西日本灯台補完計画の遂行)
A5.(灯台フルコース)
①高松港玉藻防波堤灯台②余部埼灯台③神戸第3防波堤東灯台④佐田岬灯台⑤室戸岬灯台⑥特になし⑦樺島灯台⑧禄剛埼灯台⑨特になし
Blueocean さんの場合
ブログ:旅と灯台
A1.(きっかけ)
きっかけは2つあります。
①旅をして灯台から見える絶景に気づく(2015年)
昭文社さんから発売されている「旅地図日本」をみて自分にあう旅のテーマを模索していたところ、「灯台50選」という指標があることを知り、その中の灯台(岬)を目指してみようと思った。潮岬灯台に到達した際に、その地域独自の絶景および到達時の達成感が虜となり定期的に目指すようになった。
②灯台フォーラムへの参加(2019年)
灯台フォーラム2019に参加し、灯台関係者が灯台の魅力を語っていることに感銘を受けた。(今までは灯台から見える景色ばかりにフォーカスしていたが、特に恋する灯台PJに感銘し灯台旅の魅力について再発見)。灯台が廃止されるかもしれない現状を把握し、何かしらできる行動をしたいと感じた。(灯台旅以前は鉄道を中心とした旅をしており、鉄道の廃止には多くのマニアの悲しんできた。灯台もそのような状況になると考えると途端に何かしたいと思う気持ちが強くなった。)
A2.(灯台の魅力)
①心の底から感動できる絶景に出会うことができること
②到達した際に達成感が得られること
③灯台周辺地域の魅力を実感できること
④灯台が歴史的な文化財であること
詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://www.blueoceanstudy.blog/
A3.(灯台巡りで気をつけていること)
今は参観灯台等比較的訪問しやすい灯台を主としているので、特に苦労や気をつけていることはないです。あえて挙げるとすれば「下調べし過ぎないようにすること」を意識している。自分の性格上、物事を深く分析し、考えやすい性格のため、旅中は日常にはない気づきを得ることを大切にしたいと考えています。なので、下調べは「天気予報」「アクセス方法」「周辺のお店の情報」を簡単に調べることとして、先入観を持たず意の赴くままに旅することを意識しています。
A4.(今後の目標)
・「参観灯台」「灯台50選」「恋する灯台PJ」の灯台訪問完全制覇
・灯台旅の魅力を発信し灯台ファンを増やすこと
・初心者でも楽しめる灯台関連のイベントやツアーを企画する
A5.(灯台フルコース)
①訪問なし②角田岬灯台③訪問なし④潮岬灯台⑤室戸岬灯台⑥訪問なし⑦入道埼灯台⑧訪問なし⑨残波岬灯台
今回のアンケート回答は以上です。
灯台同様に、灯台ファンの皆さんが灯台を追いかけ始めたきっかけや灯台を巡る際のこだわりなど多種多様ですね!
そんな多様なニーズに応えられる日本の灯台の懐の深さを知り、また、他の灯台ファンの皆さんのご回答を知りより一層魅力を再発見できました!!これからも灯台の魅力を伝える為に出来ることを行動していきます。
記:プロジェクト運営
ここから先は
《灯台訪問を楽しむための六ヶ条》
これまで200基以上の灯台訪問経験のある記者が、実践できる灯台訪問の「楽しみ方」をご紹介します
年々その数を減らしている灯台を護るため、灯台を訪れる魅力などをお伝えするプロジェクト。灯台マニアの方のみならず、灯台のある風景を通じて地域の魅力を再発掘したり、地元の原風景を護りたいと願う方々の想いを大事にしていきたいです。