「大学応援団のすゝめ」リーダー二年 髙𣘺
こんにちは。東大応援部二年の髙𣘺と申します。
私は高校の時も応援団に所属しておりました。大学では高校の時とは違ったことをやりたいなあ、と大学入学当初の私は考えていました。これを聞くと今の私の姿を見て「あれ、部活選び失敗したのかな、」と思う方もいるかもしれません。紆余曲折あって今も学ランに手を通している訳ですが、一年前の私は大学の応援団に高校応援団には無かった魅力を見出してしまいました。そして、気づけばこの東大応援部の門を叩いていたのです。
この記事では、私が大学でも応援団を続けようと決意した、その最大の魅力について語りたいと思います。
高校応援団を漢字一文字で表すとすれば、それは「漢」です。男子校であった母校において、応援団員は正に「漢の中の漢」として慕われていました。高校生というモラトリアムの果てにのみ許される無鉄砲さが、より高校応援団を高校応援団たらしめていると私は思います。
一方、大学応援団を一言で表すとすると、「美」だと思います。大学応援団には品があります。高校応援団特有の無邪気さは薄れるものの、チアリーダーズ、吹奏楽団の加わった3パートでのステージは息を呑むほど美しいです。しかし、その上品さの中にもどこかネジが外れているところがある、そこに大きな魅力があると思います。美しさと泥臭さという、一見相反する様に見える価値観がステージ上で融合する。これは自分がその場に立ってみてのみ実感できるかけがえのない魅力です。
さて、この記事の写真ですが確かにこれは「美」という言葉からは程遠い写真でしょう。しかし、この部活の美しい部分はネットやYouTubeで沢山出てきますので、敢えてネジが外れている写真を選んでみました。大学でこんな顔をして許されるのはこの部活くらいですよ、きっと。
この魅力を、一人でも多くの人に味わってもらえたらいいなと切に思います。
リーダー二年 髙𣘺悠馬