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ユニクロのCM、村上春樹まみれで「気持ち悪い」 下らないニュース解説番外編その14

やっと涼しくなってきたけど朝起きるのが億劫になるので寒くはならないでと思っている今日このごろのニュースはこちら。

「気持ち悪い」綾瀬はるかCMが “村上春樹だらけ” で物議、ユニクロは「特別な偶然を演出」

なんかユニクロのCMで、綾瀬はるかをはじめとする出演者が揃いも揃って村上春樹の本を読んでおり、それが気持ち悪いという声が上がっているとのこと。

実際どんなんやろとYou Tubeの動画見たらコメントがオフになっておりました。

ノルウェイの森とか何作か読んだことのある私的には、村上春樹の作品は「薄っぺらい三文ポルノ小説」という印象なのですが、村上春樹だろうがモト冬樹だろうが別にええやんか、何もわざわざCMにまでケチつけることないやろ綾瀬はるかもええ迷惑や、というのが当ニュースに対する正直な感想。

でもまぁ毎年ノーベル賞の季節になると、ハルキストなる軽薄な連中が「読書会」と称し、雁首揃えてアホ面下げて三流小説を読んでおり、そのご様子をわざわざニュースで流されたりするのを拝見すると、「気持ち悪い」という意見もやむなしかも、とも思ってしまいます。

でも何でユニクロは村上春樹なんかチョイスしたのでしょうか。前も何かコラボしてたし。
もしかして、昔は良かったけど今では薄っぺらのペラペラになってしまったユニクロ品質を、村上春樹で暗示してるってこと!?

私の好きな小説 青空文庫版

そんなわけで、村上春樹みたいなAI拓也にも劣る三流作品がノーベル文学賞などとれるわけがない、はっきり言っておこがましすぎるのですが、
こんな話をしても面白くないし万が一予想が外れたらカッコ悪いことこの上ないので、ここでは青空文庫で読める、私が好きな小説の一部でも紹介いたします。

思い付くまま適当に挙げた、サッと読める短編ばかりでありますが、自己満足な感想をダラダラ書いてもしょうがないので端的に紹介してまいります。

駈込み訴え
やっぱこれだね。小学生の時に読んで衝撃を受けた。

小説の面白さ
皮肉なのかもしれないが、半ば真理だと思う。

美男子と煙草
オチが秀逸。

アグニの神
小学生の時読んで感動した。杜子春よりもこっちが好き。

競馬
織田作之助の中で一番好き。これがウマ娘ちゃんですか?

大阪発見
難波界隈をブラブラする際には必ず法善寺に寄るので後半が好き。なお法善寺の本殿は生玉の方に移転しているし、不動明王で勘違いするけど法善寺は真言宗じゃなくて浄土宗や。

中毒
煙草を1日130本とのことだが、芥川龍之介は180本吸ってたとどこかで読んだことある。それだけ多量に吸ったらaddictionじゃなくてpoisoningの方で嘔吐しそう。

反スタイルの記安吾巷談
そんな織田作之助の様子が書かれたもの。とにかく、きく。(迫真)

ルバイヤート
飲酒バンザイな詩。原文読みたいけどペルシャ語分からん。

吾輩は猫である
長い。一章を読んだら最終章の「短かい秋の日はようやく暮れて」まですっ飛ばした方が良い。ラストはまさに「則天去私」の境地ではないか。

以上、ユニクロは村上春樹なんかよりも、『今夜すべてのバーで』『ガダラの豚』『アマニタ・パンセリナ』と、中島らもだらけのCM流した方がウケるやろ、そうしんさいと思いつつ、今回はここまで。