近所に行きつけのお店が増えること
生まれ育った町だけど、行きつけのお店ができたのはごく最近のこと。
お店の名前は『natural cafe こひきや』。下町・荒川区の熊野前商店街にあるカフェです。
行きつけになったキッカケはお恥ずかしいもので...
初めて入店した日、帰り際に傘を忘れて取りに戻り。
2回目の訪問時は財布を忘れました...。
こんな粗忽者に優しく声をかけてくださった、こひきやさん。名刺交換をして、デザインや写真を撮ってるクリエイターですとお伝えしたところ、なんとお店で個展をさせていただくことに...!
「うちも戸田さんもこの町が好きだから、町をテーマにした写真展にしましょう」
ということで、『商店街のかけら』と題した展示会を2016年に開催しました。
この展示きっかけで町に知り合いが増え、町のイベント登壇やデザインのご依頼がくるようになりました。
(写真を見た地元のご年配が「撮った子は優しい子なんだねえ」としんみり言ってくださった、と聞いた時はホロリときました)
また、こひきやさんは「戸田さん、あのお店知ってる?」と地域の情報も教えてくれます。
そのお店に行き「こひきやさんに教えてもらって来ました」と伝えることでオーナーさんとの会話が弾み、新たな関わりが増え、どんどん行きつけのお店が増えていきました。
サードプレイスが増えると町に愛着がわく
仕事が行き詰まったり落ち込んだ日にこひきやさんに行くと、居心地のいい空間、美味しいご飯、オーナーさんとの会話に元気をもらえます。
インスピレーションが欲しい時は、個性的なお花屋さんへ。
お茶しながら打ち合わせをしたい日は、静かなカフェへ。
友達が来た日は、かわいい焼き菓子屋さんへ。
町に行きつけのお店が増えたことで、自宅や職場とは別の第3の居場所がたくさんできました。
自転車で走っているとオーナーさんたちとすれ違い挨拶することもあり、居場所だけでなくご近所さんも増えていく感覚があります。
町で過ごす時間が楽しくなり、「この町に住んでいる」と実感が湧くようになりました。
居続けて欲しいご近所さんのために
今年のコロナショックで、私の行きつけのお店たちも営業手段を変更されました。店内利用を休止し、テイクアウトや出前を始めました。
正直厳しい、と零す言葉もいくつか聞きました。
もはや「好きなお店」の域を超えて「大好きな居場所でありご近所さん」であるお店たちのために私ができることといえば、お店で購入すること。
ちょうど給付金の話も挙がっていた頃だったので、感染予防に気をつけながら積極的に買い物に行くようにしました。
私は荒川区で賃貸物件の大家をしています。住人さんにはこの町での暮らしを楽しんでもらいたいと思い、ご入居時におすすめのお店をメールでお送りしています。
コロナショックで在宅ワークに切り替わった住人さんと、行きつけのお店にテイクアウトをしに行った日もありました。(もちろん予防しながら)
その日のことを住人さんが書いてくださったnoteがこちら👇
微力ながら私ができること
そんな日々の中で、買う以外にも支援ができないかと考えるようになりました。
悩んで、試しに始めたのが、お店の紹介コラージュ。
👆https://www.instagram.com/todaemi_arakawa/
デザインとイラストの仕事をしているので、お店の魅力を伝えるために私が使える技術はビジュアル作りです。投稿してみたところ、noteで150スキ、始めたばかりのinstagramは一気に150人のフォロワーさんが増えました。試しに、と思っていたので予想以上に反響をいただけてとても嬉しかったです。
ご紹介させていただいたお店の中には
「お店にポスターとして飾ります!」
と言ってくださったオーナーさんもいます。
投稿には「初めて知ったお店です。行ってみます」などとコメントを頂きました。
本当に微力ですが、少しでもご支援できていたら嬉しいなと思っています。
行きつけのお店たちを知らないままだったら、「町の居場所を失いたくない」なんて気持ちにならなかったかもしれません。
まだまだ油断ならない状況です。小さくても私にできることはなにかをコツコツと考え行動していきたいと思っています。
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Twitter→https://twitter.com/530E
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