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新築&リノベ経験から大家が選ぶ、おすすめインテリアや建材まとめ16選

東京の下町・荒川区で大家をしている戸田江美です。これまでに、新築マンションを建てたり、築40年以上の物件をリノベーションしたりしてきました。新築マンションは、建築家の方と二人三脚で建設を進め、建築家目線でのおすすめ品など、貴重なアドバイスもいただきました。

今回はその経験を通じて出会った、おすすめのインテリア壁紙などの建材をまとめました。長く使える素材の良さ&デザイン重視のラインナップです。どうしても私の趣味に偏ってしまっているのでご容赦ください。

・レトロ好き
・作り手の想いや背景を感じるプロダクトを使いたい
・「良いデザイン」のプロダクトを使いたい
・長く愛着を持って住める部屋を作りたい
方には共感していただける内容かと思います。

これから家づくりや模様替えなどを考えている方の参考になれば嬉しいです。


照明

MADE IN TOKYOにこだわった職人ブランド

私が生まれ育った街、東京都荒川区。この街で昭和初期から自社工場を構え、今も生産を続けているブランド、APROZ。地元にAPROZがあるのが誇らしいとすら思う、素敵な照明屋さん。有名インテリア店などでも扱われているので、インテリア好きは見たことあると思います。

私が建てた賃貸マンション「ロジハイツ」に設置した、APROZの照明。真鍮なので経年も楽しめる。どんぐりみたいでかわいい。

ロジハイツと、APROZの工場は、同じ荒川区内。地域の良いものをさりげなく感じられたら良いなと思い選びました。

こちらもロジハイツ。リビングです。内覧に来てくれた方が暮らしを想像しやすいよう、サンプルとして設置したAPROZの照明。無垢の木を使った三角形の木枠を、手作業で12面体に組んだペンダントライト。額縁などにも使われる「留め接ぎ」という木工技法で仕上げられています。
私の自宅でも長年愛用中。和室にも洋室にも、どんなインテリアにも合う!
楽天でも購入できます。(↓アフィリエイトリンクです)

サイトより引用。APROZの照明は部屋を映画のワンシーンのようにしてくれると思う。

昔ながらの小さな工場が残る職人の街、東京都荒川区。
わたしたちは、のんびり走る都電を見下ろす自社工場で照明をつくっています。
高度成長期以降モノづくりの主流が海外に移行していく中、わたしたちは昭和初期よりこれまで変わらずモノづくりを継続してきました。
特注照明器具の世界で長年培った技術とノウハウを活かしてオリジナル商品を作りたいと立ち上げたアプロス。
『オリジナルデザイン』『精緻な加工・確かな安全性』日本製に誇りをもって、コスト重視の既製品・海外製品が主流になった業界に、これからも変わらず挑戦し続けます。

創業100年以上の老舗

建築家さんに教えてもらった、墨田区の後藤照明。創業100年以上の老舗で、レトロで美しいフォルムのライトばかり。カスタマイズの依頼もできます。

サイトより引用
サイトより引用
サイトより引用

東京都墨田区に本社および工場を構える当社は、主にクラシカルな照明の企画から販売までを一貫して行っております。
当社の照明は「MADE IN JAPAN」にこだわっており、ご注文を頂いてから手作りで製作を行う受注生産です。
創業100年以上、確かな腕を持った職人が心を込めて作り上げます。
手作りの照明が醸し出すやすらぎの“あかり”をぜひ、ご検討ください。

リノベ好きには定番のショールーム

スタッフさんの知識が豊富で、萌えるデザインが多かったのが目白のtoolbox。噂には聞いてたけどかわいい!インダストリアル系のデザインが多め。組み合わせによってはやわらかい印象のお部屋にも合いそうです。
ここで照明を2種類購入しました。

↑toolboxのショールーム。ワクワクが止まらないディスプレイ!

先述したうちの賃貸マンション「ロジハイツ」に設置した、船舶ライト。船舶用なので雨風に強く、外灯にうってつけ。
toolboxで実際に大きさや質感を見ながら購入できたのがよかったです。

屋上に5箇所、外階段に1箇所設置しています。計6個購入!

夜もいい感じ。ロジハイツからはスカイツリーのライトアップも見えます。

住人さんや、この屋上で運営しているシェア菜園のメンバーと集まって、ここから小さく見える足立&隅田川花火を鑑賞したり、お月見したりしています。

1階エントランスに設置した、toolboxのクリアボール型の照明。購入してから気づいたのですがこの照明、レトロ風のお店によく設置されてます。

元はと言えば昭和の時代に工業用としてつくられた照明。オシャレを狙っていない実直なデザインなのですが、どこか洋風な風を吹かせるから不思議です。

https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1635/

雨が降るとシネマチックになってお気に入りです。私はクリアのガラスを選びましたが、乳白もあります。そちらもかわいいんだよな〜。

路地にあるので、ほっとする灯りがある建物にしたいと建設前から計画していました。見た目もほわんとかわいくてお気に入りです。

余談ですがこの照明、笠松電機製作所のものです。笠松電機製作所はレトロな風合いの照明を多く手がけていて、toolboxでも長年取り扱われていました。しかし2022年、笠松電機製作所が照明事業撤退…!toolboxでも一時販売終了したようですが、最近、ファンの声によって復刻されたのだとか!その背景がサイトに掲載されていました。

「ボールアームライト」「ガラスボール照明」のベース部分については、社内で「もう少しコンパクトにしたほうが使いやすい」という声もあり実際にCGを起こしてみたのですが、うまく納まらず、結果笠松時代の形をそのまま採用しました。空間に取り入れてみると、やっぱりこの大きめなベースがあることで空間と馴染みが良いと感じますし、ミニマムにすればするほどありきたりなデザインになってしまう。笠松製品のデザインには全てに意味がある、と改めて感じました。

https://www.r-toolbox.jp/stories/editorsboard/101357/

トイレットペーパーホルダー

意外と大事なトイレットペーパーホルダー。ここがおしゃれだと部屋の質もぐっと上がる気がします。

ほとんどが受注生産の道具店

建築家さんにおしえていただいた道具店・MITSUBAYA。

サイトより引用

ナラ無垢材と真鍮のトイレットペーパーホルダーがとても素敵。ペーパーを切る部分がユニーク。トイレが、品のある雑貨店のようになるホルダーです。

サイトより引用

照明なども制作されていて、かなりかわいい。

有名ショップのアイテムも手掛けているブランド

こちらも建築家さんに教えてもらった、台東区蔵前のALLOY。
建築・家具金物をはじめ、コーヒー道具や花器などオリジナルデザイン雑貨を販売されています。tokyobikeやONIBUS COFFEEなどのアイテムも手がけられています。

サイトより引用
サイトより引用

ものすごくシンプルなデザイン。だからこそ、良い。

壁紙

ウィリアム・モリスの色

アクセントクロスで人気の壁紙、モリス ヘリテージ カラーズ。リリカラ製です。

塗装仕上げのようなマットな質感が特長の全24色ある無地の壁紙シリーズです。 アーツアンドクラフツ運動で有名なウィリアム・モリスが設立したブランド“Morris & Co.”の壁紙ライセンスを国内で唯一持つリリカラオリジナルの壁紙です。

https://www.lilycolor.co.jp/interior/lilycolornote/190701_3.html

うちの物件「トダビューハイツ」のひと部屋に貼っている、モリスの壁紙。住人さんが選んだ壁紙です。「お気に入りの色を背景に、お花を飾ったりするのがより楽しくなった!」とのこと。

私も自宅に貼っています。(右側の水色)
ブルーグレーは日中は明るい水色、夜はニュアンスカラーになるから飽きません。
このシリーズは漆喰のようなテクスチャーなので壁紙感が薄いのもおしゃれポイントです。

おまけ:モリスカラーではありませんが、リリカラの壁紙を自宅の和室に貼っています。渋いけどモダンにもなる色合いでお気に入り。

ちなみに障子紙は麻の葉模様。

柄がうるさいかな〜って不安だったんだけど、貼ってみると遠目には柄が目立たず、近づくと見える感じでちょうどいいです。
楽天の壁紙屋本舗で購入しました。(↓アフィリエイトリンクです)

和室にも似合うモリスの壁紙

ウィリアムモリスの壁紙は、和室との相性も良くて使いやすいです。うちの物件「トダビューハイツ」の一室では、襖にモリスの壁紙を貼っています。

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