『あいうえおえほん』40周年に感謝を込めて。
私たち戸田デザイン研究室の代表作である『あいうえおえほん』。
1982年に3月に出版された本作が、今年で40年を迎えました!
累計発行部数は100万部を超え、出版から37年という月日が経った2019年にはグッドデザイン賞を受賞するという嬉しいサプライズもいただいた『あいうえおえほん』。
こうして40年もの間 出版し続けることができ、たくさんの評価をいただくことができたのは、作品の魅力を信じお取り扱いくださる取引先の皆さま、共に妥協のない作品づくりを続けてくれる印刷会社の皆さん、そして何より時代を超えて読み繋いでくださったお客さまのお陰です。
改めて心より御礼申し上げます。
『あいうえおえほん』は戸田デザイン研究室を創設した戸田幸四郎(1931-2011)が1982年に初めて出版した作品。つまり、私たちの原点です。
ひらがなの正しい形だけでなく、ひらがなの持つ面白さ・美しさを伝えたい。そのためには何が必要で、何を削るべきか。
戸田幸四郎のモノ作りへの飽くなき追求を最初に形にした作品です。
そしてこの『あいうえおえほん』の誕生が「知識を伝えるだけでなく、心を動かす作品を届ける。」「読む人の人生を豊かにするモノ作りを目指す。」と言う、戸田デザイン研究室の哲学も生み出しました。
子どもたちを取り巻く環境、出版業界が直面する現実、デザインに求められること…。この40年で時代は目まぐるしく変わってきました。
私たちの原点である作品がデザインや内容をひとつも変えず、時代を超えて皆さまに愛され、親から子へと読み継いでいただけたことは私たちの大きな喜びであり誇りでもあります。
これからもまた、さまざまな価値観が見つめ直されていくと思いますが、この先10年後、20年後と手にしてくださる皆さまの心に届く作品であり続けられるよう、本質を見失わずにしっかりと進んでいきたいと思います。
これからも『あいうえおえほん』を どうぞよろしくお願い致します!!
■関連リンク
『あいうえおえほん』の詳しい内容:https://toda-design.com/?mode=f6
『あいうえおえほん』から始まった弊社の歩み:https://toda-design-column.blogspot.com/2018/12/column1.html