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「だらしない」を手放す
小さい頃から、歯磨きがすごく苦手でした。
苦手というか、とにかく面倒に感じていました。
だから毎日、毎回、歯ブラシを手に取る度に「はぁ…だるい…でもやらなきゃ…」と思っていました笑
一日に何度もすることだから少しでも好きになりたくて、可愛い歯磨きグッズを買ってみたりお気に入りの曲を流しながら磨いてみたり…色々やりました。
それでも全然好きになれず、「面倒くさいけどやらなきゃいけない、しんどい作業」という認識は20年以上変わりませんでした。
そのうち好きにはなれなくてもせめて毎回しんどい思いをしながら磨くのはやめたいと思うようになり、とりあえず面倒に感じている自分を認めることから始めてみました。
「面倒くさいなぁ」と思う自分を心のどこかではいつも「歯磨きが面倒だなんてだらしない、ダメな人だ」とジャッジしていたので、それを一旦やめてみたんです。
「あー面倒くさい…嫌だなぁ」と感じたらそれにダメ出しするのではなく「本当嫌だよね、面倒だよね」と認めてみる。
これを繰り返すうちに、歯磨きがそこまで嫌じゃなくなってきた自分がいることに気づきました。
今でもちょっと煩わしさは感じますが、以前は歯ブラシを手に取るのすら苦行のように思えていたのでかなり大きな成果だと思います笑
自分を否定しないで認めることができたから何かが解放されたのかな?
同じように、早起きが苦手な自分や自炊が億劫な自分も認めているうちに少しずつですが苦手意識を手放せています。
嫌なこと、苦痛なことは思いきってやめちゃうのも一つの方法だけれど、なかなかそうはいかないなら「嫌だ〜やりたくない〜面倒くさい〜!!」という心の声に耳を傾けるだけでも変わってくるんだなぁと実感しました。
すぐに嬉しい変化はなくても、心はだんだん楽になってきます。
「こんな自分はダメ、だらしない」と思って頑張ろうとしていた時とは大違い!笑
こうやって一つひとつ、無意識のうちに下していたジャッジを手放すとまた生きやすくなっていくのかなぁと思います。