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受講レポート①:「アーティストインレジデンスを学ぶオンラインレクチャー」(2022/11/7)
11月7日から「アーティストインレジデンスを学ぶオンラインレクチャー」を毎週受講しています。初回の講義から書いているレポートをnoteに掲載したいと思います。
https://www.beppuproject.com/news/3801
先日初回の講義を受け、講師陣も受講メンバーも、プロフェショナルな方々ばかりでとても刺激を受けました。
第一回目のゲストは勝冶真美氏 (京都市アーティスト・イン・レジデンス連携拠点事業コーディネーター)。
自治体ベースのアーティスト・イン・レジデンス事業に長く関わっていらっしゃる方で、まずアーティストレジデンスとは何か、どんな形態があるのかという基本的なところから教えていただきました。
以下、ベタ打ちですが、学んだ内容をシェアしたいと思います。
【アーティスト・イン・レジデンスとは】
勝治さん曰く、アーティスト・イン・レジデンスは端的に言えば、アーティストに時間と場所とつながりを提供すること。
時間・場所・人があって成り立つけれど、特に重要なのは人。
そのレジデンスにどういう人がいるのか、その地域にどんな面白い人がいるのか、それに惹かれてアーティストはやってくる。
【アーティスト・イン・レジデンスの類型】
・奨学金型/参加費徴収型
(お金をレジデンス側が負担するか、アーティストが負担するか)
・成果発表付随型/オープンエンド型
(滞在先での成果発表がマストかどうか)
・地方自治体運営型/民間型
(運営母体は自治体か、民間か)
・施設一体型/ソフト型
(施設を持っているか、自前の施設はなくプロジェクトとしてやっているか)
どんなレジデンスにしたいかを最初に設定するのが大事とのこと。
【アーティストインレジデンスの役割と意義】
・アーティストインレジデンスは「繋げる・繋がる」が役割であり、意義。
・アーティストとレジデンスと地域が有機的に繋がることで面白いことが起きる。
・レジデンス運営者は町のよろずやとして、面白い繋げ方やマッチングができたら良い。また、アーティスト自身が動き回るのが難しい時に橋渡し役、伴走者として一緒に動けると良い。
【Q&A】
・レジデンスに向いているアーティストとは?
地域の人たちと関係し、取材したり対話しながら作品を作るタイプの人。
・滞在アーティストを決めうちにするか、公募にするか。
レジデンスの認知度向上やネットワークを広げるためには公募が良いが、最初のプロトタイプは決めうちできてもらうのが良さそう。
アーティストインレジデンスではアーティストの人となりを知っておくのが大事。
・アーティスト・イン・レジデンスを長期的に運営するためには。
レジデンスだけで収益を上げるのは難しいので、助成金などがない場合はゲストハウス併設など他業種と組み合わせるのが望ましい。
講義は今回を合わせて計5回。また学びをシェアさせていただきます。