【その他】ところさんとは
ところさんとは、私の愛猫のことである。
名前をいうと大抵笑われる名前なのですが、この名は元々ついていたお名前です。
つまりところさんは、保護猫さんでうちにやってきたということになります。
what'sところさん
ところさんのプロフィールは以下になります。
名前:ところ
通称名:とこ、おっさん、おじさん等
性別:オス
年齢:6年前で4〜6歳だったので推定10歳以上
毛の色:白茶トラ
出身地:上越市三和区
好きなもの:ささみ、ワイパーのゴム部分、ひも、輪っか、自分の匂いがついた毛玉ボール(通称とこぼーる)、ざらざらしてる布地
嫌いなもの:ダイソンの掃除機(唯一シャーする)、緊急地震速報の音、アラート音、しつこい人、モコモコ系の布地
性格:繊細、ビビり、人見知り&猫見知り、子煩悩
特技:般若顔、塩対応
好きなこと:お尻ぽんぽん(お尻の上の部分をぽんぽんされるとシャチホコみたいになる)
家族になったきっかけ
ではでは、ところさんはなぜうちの家族の仲間入りをしたのかというお話を。
あれは6年くらい前のお話。
父がくも膜下出血で倒れて以降、父は二次障害の影響で精神面の崩れがあり、家族がその姿を受け入れることが苦しい状態が続いていました。
当時住んでいた横浜と上越を何度も行き来していた自分もいよいよ疲れ、癒しを求める気持ちになっていました。
ある日、たまたま「しっぽのはぴえる」という猫カフェが上越にあると知り、いいなぁ動物と触れ合いたいと思って、そこのサイトを見ました。
そしたらそこに素敵な白茶トラの猫が…。
そのInstagramの写真は全体茶トラの猫と戦っているシーンでしたが、この白茶トラ、めちゃくちゃ弱くてお腹丸出し。
めちゃかわいい…と思ってInstagramの投稿を見てみると、どうもこの白茶トラ、ところという名前らしいというのが判明。
なんだか佇まいがおっさんくさいせいなのか、既にそのInstagramでも「おっちゃん」と書かれていました。
え、おっさん系?なにそれかわいいじゃんと思ってすっかり虜に。
しっぽのなかま上越のサイトを見て、ところさんの情報を調べたり、Instagramの投稿を何度も繰り返しみていたら、だんだんリアルところさんに会いたくなってきてしまいました。
母に、猫カフェいかない?と言ったら、メンタル弱っていた母もすぐに乗り気に。
ついでにところさんの写真を見せたところ、何この柄ーといって釘付けに。
(あとから聞いたところ、母は全体茶トラの子がよかったらしい笑)
8月のある日に、母とその猫カフェにいきました。
猫たちが何匹もいる中、いよいよところさんとご対面。
ところさんは割と小柄で細身。
Instagramで見ていた全体茶トラの子もいましたが、体格差が一目瞭然。
あんまりベタベタ人にくっついてくる子ではないけれど、人と距離をうまくとり、そばにはいる子だなと初対面で感じました。
そしてInstagramではなかなか聞けない鳴き声、「うにゃ」という感じで高め。
え、すごく想像通りなんですけどと、感じました。
そして心の中では、この子と一緒に生活がしたいと自然に感じました。
母にはしっぽのはぴえるに来る前から、よければ譲渡を加味して見に行きたいと話していました。
動物を今まで何度も飼ってきた自分ですが(亀、ハムスター、モルモット等)、猫は初。
母も何度か生き物との別れを経験して、切ない想いになるからと今までは前向きではなかったのですが、この時ばかりは否定せずに前向きに考えてくれていました。
そして、一緒に暮らす祖母は猫嫌い。
猫はネズミとりか、悪いことしかしないと思っている人で、猫に絡まれるのはごめんだと昔から言っていました。
なので人との距離を程よくとれる成猫が良いと思っていて、ところさんはまるでドンピシャでした。
祖母に猫の話をすると、この時ばかりは父のことで家族の雰囲気が毎日お葬式のようになっていて、母もイライラ等がすごかったのもわかっていてか、「いいよ、そうしな」と言ってくれました。
なので、しっぽのはぴえるの人にところさんのことを一頻りきいて、その後にトライアル(試験的に家で暮らすこと)の希望があるか聞いてみました。
そしたらなんと…希望あり。
え、がーん😨
って感じで、しょうがないな、縁がなかったのか…と思ってその日はしょんぼり帰宅。
私は横浜になくなく帰宅して少し経った時、母がまたしっぽのはぴえるへ足を運ぶと、あれ、なぜかところさんがいたと。
しっぽのはぴえるの人から、実はあの後他の方の家にトライアルにいったのだけれど、トライアル取り消しになってしまったというのです。
そこで、ところさんのトライアル、どうですかとなり、ぜひ希望します!ということで
晴れてところさんは我が家へのトライアルが決定しました。
10月、早速お家へ。
私は横浜だったので立ち会えませんでしたが、大きなゲージとともに自宅へやってきたところさん。
母がせっかく準備したもこもこの掛け物を「いらない」と引きずり下ろし笑、ゲージには戻ることなく、我が家に来てすぐに馴染んでしまい、祖母の椅子を我が物顔で占拠。
祖母はどうだろうと思ったら、椅子をところさんに貸してあげるくらいに可愛がっているし…
久々に家族の笑顔が戻り、ところさん中心に会話がさいて、トライアル2日で我が家の子になりました。
お名前はところさんでいいよねってことで、ところから変えていません。
あれから6年近く経っても、ところさんは私の家族を繋いでくれる大切な存在です。
くも膜下出血後から5年自宅に帰れなかった父を、一度だけ通院の時に家に寄ったことがありました。
その時本物のところさんを見せてあげることができました。
父が亡くなり自宅に戻ってきた時も、ところさんは腰抜けになりながら父を嗅ぎ、父を見つめていました。
お葬式のような雰囲気だった毎日は、ところさんのおかげで共通話題ができて会話の回数が増えていきました。
ところさんは賢く、人との距離は本当に空気を読んでいるので、祖母にくっついたりすることはありません。
でも、そこそこ甘えたい時や人を暖房器具にする時は私か母を選んで膝上にやってきます(でも抱っこは大嫌い)。
変なところで爪は研がないし、イタズラもあまりしません。
ちょっと神経でビビリなので、お客さんくると挙動不審になったり、地震の時も何日も寝なかったりとありましたが、この6年はどんな時もそばにいてくれた大切な家族です。
私がここ上越にいるのも、いられるようにしてくれたのも、ところさんの存在がとても大きいと感じています。
もう、あの頃からみればキミもすっかりおじいさん。
それでも毎日可愛い姿を振る舞ってくれるから、毎日毎日ゆっくり一緒に過ごしていきたいなと思っています。
みてくれてありがとな byところさん