毎日続くのもすごいけど、毎日消すのもすごい、ほぼ日の『今日のダーリン』
最近、よく読んでいるのが
ほぼ日刊イトイ新聞のトップページで掲載されている『今日のダーリン』というエッセイです。
ほぼ日刊イトイ新聞というのは、手帳で有名な「ほぼ日」が運営しているウェブサイトで、
『今日のダーリン』は代表の糸井重里さんが、そのサイトで毎日書かれている、約1000字くらいのコラムです。
そのコラムは、1998年6月6日の開設以来毎日アップされているので、丸24年もの間、毎日!新しい記事が世に出ているということになります。
しかも、書き溜めしておいたものをアップしたのは、24年間で数回だけだそう。
(こちらのインタビューに書かれていました▽)
24年間、毎日、1000字ほど…
それだけで途方もない継続力…とびっくり仰天なのですが、
さらにすごいと思うのが
このコラム、翌日になると見れなくなるのです。
(正確には、前日の分は読めるので2日間は掲載されている)
『今日のダーリン』の存在を知って間もない頃、一度読んだ記事が面白くて、数日経ってもう一度読みに行ったら、どこにもない!
サイト上、隅々まで探すけど、どこにもアーカイブとか、過去記事がない!
という経験をして、『今日のダーリン』は、2日間しか読めないことを知りました。
その日(正確には2日間だけど)にしか読めないとなれば、毎日サイトを見にいく人が増えるかもしれないし、
過去のエッセイを本にまとめれば、やっぱり購買欲も刺激されると思うので、戦略的なこともあるのかもしれないけれど
それでも、毎日生み出した文章を、サイトから消してしまういさぎよさが、すっごくカッコイイな~と感じました。
今の時代、良いと思った記事は、とりあえずお気に入りに入れておいて、後からまた読もう!って思うけれど、
いつでも読み直せるという安心感から、実は読まないこと、けっこうありますよね、きっと。
お気に入りにいれられない、そのときにしか出会えない文章。
それを楽しむのも、なんかいいな~と感じる『今日のダーリン』についてでした😊
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