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からだが呼吸を思い出すとき

六月がスタートしましたね!

森で見上げた朴の木の葉っぱ。ダイナミックで大好きです!

先日こちらの古民家のメンバーと繋いだオンラインヨガの記事を書いた後、
この日は地域の集まりで参加できなかった
主催してくれている友人とのことを思い出していました。

彼女は私が関西に住み始めた一年目に
障がいのある方の就労支援施設で働いていた時の同僚です。

彼女は農園(田畑)の担当、
わたしは農産物や乳製品の加工業務担当。

立ち上げの時期でそれぞれの持ち場に応援に行ったり、
偶然お互いに美術大出身ということもあってか、歳は私より少し若いのですが、なんとなく気が合い、
プライベートでも会う機会ができてきました。

彼女が初めてヨガに参加してくれたのは、
その施設に通う、もう運動不足の塊のような利用者の皆さんと
毎週のレクレーションとして近くの体育館でヨガをしていたころ。

私の独特の誘導に
(「足の裏から息を吐くように〜」とか。今も言いますけどね!)

「なにそれー!わから〜ん」と

大笑いしていたのですが、

その後彼女はその職場を離れ、古民家のスペースの運営を始めたのですが、縁あって身体のことも勉強しはじめたということでした。

彼女の整体の先生も、東洋医学的な「気」の流れを大切にしているようで、
それもあってなのかな?
ヨガの時間も回を追うにつれ、より身体の感覚に集中し、感じ取ることが深まっている様子でした。
(もともと敏感なところもあったのではないかな。)

そして、私が関西から岐阜に戻り、物理的な距離が離れてからも
「からだが鈍ってしまった。やっぱりヨガを続けたい!」
とオンラインクラスの提案をしてくれる有り難さ!

きっと何度も繰り返すなかで彼女の足の裏が呼吸しはじめたのだろうな〜と
勝手に思っています。

(厳密に言うと、解剖学的な呼吸器官の呼吸ではなく、
「プラーナ」と言うヨガ独特の言葉があてはまります)

他の生徒さんにも、
「先生の言う誘導が、最近わかってきました!」
と言っていただいたことがあるので、

これは、

からだが呼吸を思い出す瞬間を体験してくださっているのかな!
と嬉しくなる感想でした。

以前どこかでも書いたのですが、何度も繰り返しその場所に意識を向けることで、脳の回路が繋がって、いつの間にかその実感を得ていた!

ということが起こります。

すぐに結果の出るものに魅力を感じがちな現代だけど、

そうして向こうからやってくるギフトを待つような練習は、

着実に自分を変化させてくれる過程だなぁと感じています。




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