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すぐ語るか、将来のネタにするか

 明晰夢というものがあるそうだ。夢の中で夢であることを認識していて、その中で自分の意思で行動できる状態らしい。以前はそういう言葉は知らなかったものの、夢にはいろいろあると感じていて、かなり詳細で長い夢を見ることも、何度かあった。

 おとといだったか、あまりに長い夢を見た。自分で「1時間半くらい経過したけど、まだつづくのか」と認識し、夢の中でそのストーリーを反芻してみたほどだったが、最後のあたりで、かなり怖い話になった。

 ある病んでいるらしき人が目の前にいる。わたしは危険な状態にある。

 そこで、身の安全を考えてこの場をひとまず逃げることはできるが、この室内でおこなわれた惨事がほぼ間違いなく自分のせいにされる——それでもいいのか、という迷いが生じる。あるいは、おそらくかなり身体的に危険だが、そういう誤解が生じそうにないぎりぎりのところまで室内にいて、事態を見届ける。その二択を、瞬時に迫られた。

 とても、つらかった。
 覚醒に近づいたので確信はないが、わたしはおそらく室外に出た。

 その展開があまりにおもしろかった(!?)ので、最後のあたりを中心にメモをとっておいた。

 そして今日も、かなり詳細な夢。

 こういうのは、ちょこちょこと人前で書くより、何かまとめて将来のネタにした方が有意義にも思うが、たいていは、メモをして終わりになってしまう。

 いつか、使いたい。

#日記 #明晰夢 #小説のネタ

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杜地都
家にいることの多い人間ですが、ちょっとしたことでも手を抜かず、現地を見たり、取材のようなことをしたいと思っています。よろしくお願いします。