種だって咲き誇れるんです♡
ようやく月曜日。
週末は嫌いじゃないんですが、家族優先で我慢することも多い時間。
何かやりたいことがあると、それができないウズウズの時間も少なからずあって、、、
それをこっそり修行だと思って耐えているtoccorriです、こんにちは。
えぇ、毒母です私。
さて今日は、週末のウズウズのひとつだった、新作のリリースを果たしました。
ほとんど宣伝記事なんですが、
販売サイトの説明文を書いててなんだか作品の魅力を再認識したというか、やっぱり私はすごくこの仕事が好きなんだなぁと実感したので、まとめておこうと思います。
新作リリース
本日リリースした作品はこちら。
種の花が満開のカレイドフレーム。
昨年の夏に、こっそりチャレンジとして作ったリースの、カレイドフレーム版です。
このリースで、「オールボタニカルな」リースを作る、ということに初めてチャレンジしました。
toccorriの作品は、種やスパイス、木の実が主な材料ですが、通常はその素材にビーズやワイヤーなどの人工物で飾ってパーツを作ります。
それを一切やらずに、飾り立てずに華やかなリースを作りたかったこの回。
結果、無事にお迎えもいただき、SNSでも反響いただき、これは継続していきたいと脈ありだった作品。
こちらの、別アレンジ版を今回作りました。
地味作業
材料はほぼ同じ。
再現性は、toccorriの(というか私個人の)課題でもあるので、そういう意味でも、このリースの世界観を再現することはtoccorri的トレーニングとしても有効でした。
前回のリースとパーツを揃えるところから、フレームアレンジの制作がスタート。
こんな地味作業からやっていきます。
種花に使うエゴマ。
義父が作ったエゴマを使わせてもらっているんですが、どうしてもフルイでは落ちきれない大きめのゴミ(っていってもゴマサイズ)は、最後に手作業で取り除いています。
……って作業を、
子どもにやらす、毒母(笑)
こんな作業でも、「やりたーい♡」と寄ってくる息子はまだ心が純粋なんでしょう。姉さんはもう寄ってきません。ツマンナイって知ってるから。
地味作業の果てに
こんな超絶地味作業を経て、
こんな、可憐なお花に変身していくわけです。
エゴマ、どこに使ってるかわかりますか??
真ん中の緑のお花(カボチャの種)の中央にあるグレーゾーン(言い方…)が、エゴマ。
こんな些細なところに使うものまで、天然素材。
そしてこれが地味作業の賜物。
エゴマは一例に過ぎなくて、花びらにみたてている種たちも、一粒ひとつぶひろって成形して、防腐処理して、ハーブ乗せて、、、そんなプロセスを経てようやく1輪に仕上がっていきます。
種の花の魅力
本来であれば、これから花を咲かせ、実をつける種たち。
お花の鮮やかな色や、まるで幾何学模様のように均整の取れた形は、自然の造形物として素晴らしいと思います。
toccorriも、一時期は生花から自分でドライフラワーを作ったり、それを使ったリースを販売してもいました。
だけど結局、今本腰いれているのは、まだ芽も出していない、種。
なんでだろう?
なぜ私は、生花でもドライフラワーでもなくって、種だったんだろう??
お花が咲くまで待てないのかしら。
だから、種そのものを使ってお花を作っているのかな。
多分いちばんには、人と違うことがやりたかったから……かな。
お花屋さんじゃないtoccorriは、生花でプロには勝てない。
ドライフラワーは好きなんだけど、こちらももう素敵な作家さんがわんさかいて。
そんな時に、実はいろんな事情で手を止めてしまっていた手法でリースを作ると、たくさんの人に目に留めていただけた。
その感動が、今も続いているんだと思います。
改めて自分の周りを見渡してみたら、お蔵入りしかけていたメソッドが、素材が、そこにはちゃんとあった。
自分の強みをここから伸ばそうと心に決めて、チマチマと作業に没頭した。
そうしたら、出来上がったお花はこんなにも自然な愛らしい表情を見せてくれて、
しかも長い間、満開に咲き誇ってくれる。
お花屋さんでは買えない素材を、私は手にすることができているんだ。
ということで。
いきなりまとめモード。
(なぜならもう子らのご飯を作らねばならぬ時間……)
何気に、ようやく2021年のリリース1作目がこちらの作品でした。
実はこれは意識していて、1作目は種花メインでいきたかったのです。
多分私の原点であり、一番の強み。
ここをベースにして、今年もたくさん世界にひとつだけのもの、作っていきますよー! と。
量産はできないし、する気もありません。
私にできるのは、いつもコツコツ地味作業と、一輪に念を込めた作品作り。
そこに宿る価値を認めていただいた方に、今年も大切に作品をお届けしていきます。
さて、、、
次はオーダー分の制作にかかります!