無職その後…お金と時間…②最終回
『人は金銭を時間よりも大切にするが、”失われた時間”は金銭では買えない』
続き…
学校へ入学したと言っても、オンラインでの通信授業を受けるスタイルだった…
もちろん費用は3倍ほどかかるが、通学コースもあり、悩んだが、
白血病の抗がん剤治療からの退院直後に金沢から東京まで通うのは…
体力も回復しておらず…ハードルが高かった…
学校での講義内容は多岐に渡り、驚きの連続だった…
一般的に人々が情報を得る…いわゆる…テレビや雑誌、新聞などでは
語られない…知らない世界の情報の数々だった…
それこそ、教育から経営学…歴史…国際情勢…軍事…東洋思想…哲学…など…
中でも最も引き込まれ…のちに人生を変える入り口になったのは…
国際金融経済の新しい世界だった…
授業の内容は…『お金と世界の動きを学ぶ』
講師はとある…米国不動産を元に推定200億円以上の
資産を持つ日本人不動産投資家…
外資系投資会社にも関わり、いわゆる『ハゲタカ金融』としての
活動経験もあり…もちろん日本のバブル崩壊後に来日して…
企業買収にも携わった方だった…
授業内容はお金や投資が主なテーマということで、
当初は講義に対して、興味が湧かなかった…
僕自身、投資できるようなお金がなかったからだ…
というより、投資するにはそれなりの資金が必要だと
思い込んでいて…資金が足らない自分には関係のない
世界だった…
しかし、実際に講義を受けて、今まで脳に刷り込まれた
投資の概念は見事に打ち砕かれた…
『多くの日本人は投資と投機の区別がついていない!!』
まずこの一言から講義は始まった…
これまでの人生で周りの大人から教えられて、想像していた『投資』は、
株価が上がるか下がるか?
先物が上がるか下がるか?
FXで為替が上がるか下がるか?
仮想通貨が上がるか下がるか?
確かに上記のものは全て『投機』であり…
ほとんどの日本人はこれらを『投資』と理解している…
しかし、それらは本来『投資とは呼ばない』ということだった…
それでは投資とは何か…!?
投資とは『結果がわかるものに資産を投げることである…』
結果がわかるものとは…!?
例えば…
米国株、米国不動産など…
過去10年間だったり、30年間だったりのチャートを見れば、
ずっと右肩上がりである…
労働で得た資本を銀行への貯蓄ではなく…
米国の株や不動産などの過去数十年右肩上がりの
『金融資本』に変えて、単利ではなく…複利で積み立てる…
日本の銀行の普通預金の金利が単利で0.001%
1,000万円を10年間預けると1,010万円…
例えば複利10%の投資で1,000万円を10年間投資すると…
25,95万5,358円…『単利と複利』の違いを知るのはまず基本…
同じく10%でさらに10年間投資すると…
6,732万1,410円…さらに10年間合計30年間の投資だと…
1億7,461万4,300円…
こうなると金利だけでも年間1,746万円以上になる…
生活するには十分な金額である…
複利10%の投資など…この世にあるのか…!?
全ては過去のデータを元に投資金利の実績を割り出す形になるが、
自分が色々な人に学んだ経験では…
無料のセミナーでも約複利5%の投資は学ぶことができたし…
探せば…有料のセミナーではそれ以上のリターンの投資を
学ぶことが可能である…
しかし、多くの日本人は『投資=ギャンブル』と刷り込まれている…
周りにアドバイスを求められて、『投資』を勧めても、
一言目には『損するからイヤ』という回答がほとんど…
その裏では…せっかくの人生の時間を損している実情がある…
お金と投資を学んで…若い頃から30年間積み立てて行けば…
老後に年金が破綻していたとしても…十分に暮らしていける…
こうなると正しい投資方法を学び…長い時間をかけて、積み立てていけば…
お金は確実に増えて行くことになる…
お金や投資について学んだ結果…
お金は投資やビジネスで増やすことができるが、
生涯の時間は増やすことができないことを悟った…
健康に気を遣うくらいか…
以上のことから、『時間』さえあればたくさんの幸せを築けると思うようになり…
『一番欲しいものは!?』と聞かれると…『時間』と答えるようになった…
そして、『お金と投資の知識』を身につけるのと
つけないのとでは人生の結果がかなり変わる…
無職その後…お金と時間…②終わり…