見出し画像

コーヒードリップ担当は個性による

飲食店の経営は、同じ味を作ることを是とする傾向があるが、うちは味に個々人の特徴が出てOKとしている。「喫茶店の変わらぬ味」という価値ではなく、「その時にしか出会いない味」があってもいいんじゃない?という考え方だ。コーヒードリップではとくにこの方針でやっている。

キーとしてのおいしさの定義は共有し(しっかりとボディを作りそこから染み出すフレーバー。時間とともにゆっくりと立ち上がっていく甘さ。2,3分でフレーバーが曲がるストレスあるドリップはNG)、その中でフレーバーを伸ばすのか、ボディに特化していくのか、というスタイルは個々人の好みのレベルなので、そこは自由度を持たせてやってよし、という考え。ゆるコーヒー会でたくさんのドリップを見ていると、コーヒーに対しての「おいしさ」の定義はキーはあるがひとつではない。その経験から僕はひとつの銘柄に対して複数の結果があっていい、と思っている。あとは運とご縁。

きょうは誰がコーヒー担当なのか?お目当てのブリューワーに巡り会ったのか。そんな楽しみ方をしてもらえたらと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?