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靴紐とファンファーレを考える(現在のエビ中、未来のエビ中)
本日 発売の私立恵比寿中学「シンガロン・シンガソン」カップリング曲「靴紐とファンファーレ」の作詞・作編曲 担当させて頂きました。
— fu_mou (@fu_mou) November 8, 2017
実はだいぶ前から温めてた曲なんですが、やっと日の目を見られて僕も嬉しいです。ぜひチェックしてみて下さい!🙇🏻 https://t.co/YEm8IDu4tg
名曲、「靴紐とファンファーレ」。
ご覧の通り2017年発売のシングル「シンガロン・シンガソン」のカップリングであったこの曲ですが、実は作られたのは2012年ごろというのは有名な話です。
もうひとつ有名なのが、同じ方の提供した「スターダストライト」のアンサーソングである、という話。
それともう言わずもがなですが、あの曲のアンサーソングです
— fu_mou (@fu_mou) November 8, 2017
言わずもがななん?笑
とは思いましたが、とりあえず今回は、これらの両曲について考察してみたいと思います。
私はずっと疑問に思っていました。
なんで、『中吉』に「スターダストライト(中吉ver.)」が入っていたのか。
いや、確かに大切な曲だし、私も大好きだし。でも、2021年に新体制になってからはRebootでしか披露してないような、どちらかといえばマイナーな曲をなぜ。
さて、先日書いたnoteで、「スターダストライト」は「理想のエビ中」に近づいていくエビ中自身の心情を描いたものだと述べました。
では、「靴紐とファンファーレ」はどうでしょう。
走り出した 長い長い夢
随分遠くまで来たね
最初の2文で、「理想のエビ中」にさらに近づいたことが分かります。もしかしたら理想に到達した世界を描いている可能性もありましたが、
さぁ進もう あの星を目指して
とあるのでそれはないですね。おそらく、2017年当時の等身大のエビ中なのでしょう。年齢とともに歌唱力も成長し、紆余曲折あって『エビクラシー』で初のオリコン1位を獲得。「スターダストライト」の頃と比べれば、まさに「随分遠くまで来たね」はぴったりな言葉です。
さて、2017年というのはエビ中にとって最も大きな1年だったと思います。8人から7人となり、7人が6人になることが発表された年。
ここで疑問に思ったことがあります。
さぁ 祝おう 新しい夜明け
この歌詞があるのにも拘らず、なぜ新体制になったあとではなく、廣田あいかの卒業シングルのカップリング曲にしたのか。「旅立ちを告げるのはファンファーレ」ともあるし、曲の内容的には新体制後にリリースする方が辻褄が合う気がしませんか?
これはあくまで私の推測ですが、思うに、これはエビ中運営が「スターダストライト」と「靴紐のファンファーレ」のつながりを大切にしたからこそではないでしょうか。
前述したように、成長して、アイドルとしてひとつの大きな何かに到達したエビ中を表したのが「靴紐とファンファーレ」。廣田あいかのいた「7人のエビ中」がエビ中としての理想系のひとつで、だからこそ、7人でいるうちにこの曲を歌っておきたかった。当時の運営的には6人じゃこの曲を歌うのには物足りなかったんです。
実際校長は新メンバー加入を考えていた時期でしたし、7人のエビ中というものをマイルストーンとして残しておきたかった。
ここで話は戻りますが、ベストアルバム『中吉』には新録バージョンの「スターダストライト」が収録されていました。ここまで読んだ方には伝わると思いますが、新メンバーが加入したエビ中は理想に近づいた「靴紐とファンファーレ」というより、成長途中の「スターダストライト」なのです。まだまだ理想とは程遠い。これから再び走り出す、7人時代とは別の新しいエビ中。そんなことを表したかったのではないでしょうか。
思えば、新体制以降の「スターダストライト」の披露はReboot(=再起動)のみ。エビ中運営のこの曲に対する想いの強さが伝わりますね。
2017年には「現在のエビ中」だった「靴紐とファンファーレ」は、2022年に「未来のエビ中」になりました。「靴紐とファンファーレ」が次に披露されるのは、次にアルバムに収録されるのは、いつになるでしょうか。実現した時のエビ中は、どんな姿になっているでしょうか。楽しみでなりません。
余談
この頃のエビ中のビジュアル良すぎませんか。笑