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ポケットモンスター 熊谷敬宥・中野拓夢【5/4 対ヤクルト戦●】

※最初に言っておきます。今日は野球の話ぜんぜん出てきません

ここのところ、ゴールデンウィーク中に甲子園球場で開催される試合は「こどもまつり」と称して多くのイベントが開催されることが恒例となっています。代表的なのはスコアボードの平仮名表記です。漢字を覚えたて/まだ読めない子ども達のためにスコアボードの選手名が平仮名で表記されるのです。今日のスタメンはこんな感じでした。

1ばん:センター・ちかもとこうじ
2ばん:セカンド・やまもとやすひろ
3ばん:ライト・さとうてるあき
4ばん:ファースト・おおやまゆうすけ
5ばん:ショート・なかのたくむ
6ばん:サード・いとはらけんと
7ばん:レフト:おのでらだん
8ばん:キャッチャー・さかもとせいしろう
9ばん:ピッチャー・あきやまたくみ

平仮名だとなんだか可愛いですね。
あわせて、タイガースの選手が打席に立つ、もしくはマウンドに上がる時に流れる映像で選手の子ども時代のことが少し紹介される演出が行われました。テーマはずばり「こどものころのたからもの」。大切にしていたものや遊んでいたものが紹介されています。佐藤輝明はレゴブロック、近本光司はイチロー選手のサイン、大山悠輔はキックボードでした。

そんな中、僕が気になったのは中野拓夢と試合の途中から出場した熊谷敬宥です。中野のたからものは「ポケモンサファイア」。熊谷のたからものは「ポケモンルビー」でした。

ルビーとサファイア。これはポケモンのゲームのタイトルです。2002年の秋にゲームボーイアドバンスのソフトとして発売されました。ポケモン好きの間では「第三世代」なんて呼ばれたりします。

ルビー・サファイアのパッケージ

ポケモンのゲームソフトはたいてい2種類が同時に発売されます。大まかなストーリー展開は変わりないのですが、片方のソフトでしか手に入らないポケモンがいたりします。ちなみにサファイアだけに登場する「カイオーガ」という伝説のポケモンがいるのですが、現れたところにたちまち大雨を降らすという能力があります。おそらくカイオーガの生まれ変わりが青柳晃洋なのでしょう(知らんけど)

ルビサファ(ルビーとサファイアの愛称)について簡単に解説しようと思います。この作品は現在のポケモンの基礎を作り出したことで有名です。ルビサファで確立したシステムが、最新作のポケモンでも採用されています。

ポケモンの「とくせい」という概念が登場しました。攻撃力や防御力とは別に、ポケモンそれぞれに備わっている固有の特殊能力のようなものです。ピンチになると技の威力が上がったり、特定のタイプの技を受けなくなったりするなど、ポケモンの個性がより多様化しました。
さらに、ポケモンを2対2で戦わせる「ダブルバトル」も今作から登場しています。ポケモンの組み合わせ次第では思いもよらぬコンビネーションを発揮したり、ダブルバトルでのみ威力を発揮する技があったりと、通常のバトルとはまた違う戦略が求められました。ポケモンバトルの大会では現在でもシングルバトル部門とダブルバトル部門の2つが開催されています。

熊谷は1995年生まれ、中野は1996年生まれ。中野と同じ年に生まれた僕にとってもルビーとサファイアは世代ドンピシャです。それはもう遊んで遊んで、遊び尽くしました。僕の小学生時代はルビサファと共にあります。今でもゲームに使われているBGMを聴けば、当時の記憶がすぐに蘇るくらいです。今でもポケモンはゆる~く遊んでいる勢ですが、ストーリーを進めるときはルビサファから登場したポケモンを無意識に手持ちに加えています。

野球選手の子ども時代が語られることはたまにありますが、あくまで「野球少年時代」の話が大半で、どのような遊びをしていたかどうかみたいな話は出てきません。けれども、今日のビジョン紹介で彼らもまた、子ども時代は僕と同じゲームで遊んでいたのだなあと、ちょっと嬉しくなりました。
最初の3匹は誰を選んだのかな。伝説のポケモンを捕まえるために、必死になって点字を解読したのかな。どんなひみつきちを作ったのかな。橋の下で再会したライバルと突然バトルになって手持ち全滅させられたりしたのかな。(ジュプトルこわい)

この日は途中から熊谷がセカンドの守備に就き、6回には6-4-3のダブルプレーを完成させました。あまりにもニッチで共感はされないでしょうが、いつもの併殺より熱くなれました。


ちなみに、今日のデイリースポーツの紙面には試合で出番がなかった選手のこどものころのたからものが一覧になっていました。僕と同じ96年生まれの植田海のたからものも「ポケモンサファイア」でした。マジか……!!一緒にポケモンバトルしたかった……

子どものころに遊んだものって、ほかの記憶が薄れていっても楽しかった思い出と共に残り続ける気がします。同じ子ども時代を過ごして、同じゲームを楽しんだ3人が守備でチームを救ってくれる日が来たらいいな。


推し選手と遊んでいたものが同じで嬉しくなって勢いで書いたnote







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