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ゲームマーケット2024秋(土)戦利品
アナログゲームの祭典、ゲームマーケット2024秋で購入したゲームについて、以下の様式でプレイ前の雑感等を記録する。なお、ゲームマーケットは土日の2日に渡って開催されるが、筆者は土曜日のみの参加である旨、あらかじめ御承知おきいただきたい。
ゲーム名
(写真)
サークル名(敬称略)
URL(ゲームマーケット公式サイト)
雑感
ナイトメア・メイズ 悪夢からの脱出
![](https://assets.st-note.com/img/1731761374-VQYgP7Obqk9063LKmoHByWx2.jpg?width=1200)
gatto nero(ガットネロ)
https://www.gamemarket.jp/game/183730
絵画調のアートワークと、「悪夢からの脱出」というテーマに惹かれて購入。缶バッジは購入特典。
ソロ、マルチ(協力)、マルチ(対戦)と、1箱で3度美味しい。大雑把なルールは、カードの効果でサイコロの出目操作をしながら、お題に沿った目を出すことを目指すというシンプルなもの。重ゲーマーには物足りないかもしれないが、ライトプレイヤーには取っ付きやすいともいえる。
MINIMUM JOURNEY
![](https://assets.st-note.com/img/1731762353-hPKfMqIC16apNiyg8B4ErWOQ.jpg?width=1200)
だんじり協奏曲
https://www.gamemarket.jp/game/184001
「デッキ構築×チキンレース」というメカニクスが面白い中量級ゲーム。
デッキ構築ゲームでは、例えば代表作である『ドミニオン』のように「毎ターン一定数の手札を補充する」というのが一般的であるが、本作は「他のプレイヤーよりも多く引いてしまうと探査力が半減する」と、そこにも駆け引き要素を導入している。デッキ構築ゲームでは少し乏しかった盤外戦(心理戦)も楽しめると思われる。
CO2
![](https://assets.st-note.com/img/1731763342-qGfc52Di7S3vPOU0daMAsYIp.jpg?width=1200)
キューズゲームズ
https://www.gamemarket.jp/game/184196
CO2を捨て続ける、トランプの『スピード』のようなゲーム。ゲーム中の様相は『ピット』なんかにも近いかもしれない。
公称プレイ時間1分とあるくらいシンプルなルールなので、アイスブレイクとしての最初のゲームや、重ゲーの合間の息抜きにちょうど良いかもしれない。
ミニミニシヴィライゼーション(+α)
![](https://assets.st-note.com/img/1731764199-bB7zcUQZuIYeMaJm0sr5XWin.jpg?width=1200)
四等星
https://www.gamemarket.jp/game/184199
使用するのはメモ帳サイズの専用用紙を各プレイヤー1枚とペンのみという、ミニマムの極致でありながら、他プレイヤーとのインタラクションもあるしっかりと考えられた中量級ゲーム。ソロプレイも可。
反面、そのサイズに収めるために図説等が犠牲になっており、公式サイトにも「前提としてあなたがボードゲームの典型的ルールのパターンに詳しいプレイヤーであることが求められます」とあるように、ボードゲームを全くやったことがない人だと少し厳しいかもしれない。
購入特典は写真右のコースター2枚。こちらもゲーム(厳密には1つはサイコロ)である。なお、ゲームなボーイ風の赤い方は拡散を希望されているミームであるので、これを読んでいるあなたはミーム汚染されました。
パルモデッセイ
![](https://assets.st-note.com/img/1731766176-hr8WVet4zLay0inFCIS7HRBK.jpg?width=1200)
Takoashi Games
https://www.gamemarket.jp/game/184847
ストーリーテリングゲームというジャンルに惹かれて購入。言うなれば簡易TRPGだが、カード順に左右される部分も大きく、運も結構絡む。
コンポーネントはカードのみであり、机も不要、片手でプレイできるとして、どこでもプレイできるように設計されているとのこと。まあ、机があった方がより快適なプレイにはなると思うが。
荒野の記憶と機械の血
![](https://assets.st-note.com/img/1731769982-TDSX6NYulndbpIU1vAkf8F2z.jpg?width=1200)
GOTO15
https://www.gamemarket.jp/game/184142
「戦車の体を持つ主人公の自分探しの旅」というテーマに惹かれて購入したゲームブック短編集。ただ、SFかと思いきやそうではないので注意。
表題作はループものであり、帰りの電車で挑んでみたものの未だにループから抜け出せない。何を見落としているんだろう…?
同時収録はマッピングものである『ニューロンの森』。まだ取り掛かっていないがメモは必須。
ゾンビスピード
![](https://assets.st-note.com/img/1731766768-nhay0oHrMOusCQ2IElcUBL67.jpg?width=1200)
サイバーダイン/ソリッド
https://www.gamemarket.jp/game/184180
リビングデッドを名乗っている以上、ゾンビゲーも1つくらい買っておこうと思い購入。
モノポリーをベースとしたゲームで、『サメポリー』の親戚(というか同じ会社が作っている)。考えどころがないわけではないが、それよりもインフレする武力とか、市民の命の軽さを笑い飛ばすB級映画のノリのゲームという印象。
「プレイするたび武器や盤面が変わる! ローグライクボードゲーム」と銘打っているが、これがローグライクだとしたら、ランダム性があるゲームは須くローグライクになってしまう。それっぽいフレーズにしたのもB級感を狙っているのか…? そうでなければ『ローグ』も泣くぞ。
マーケットデイ(パイロット版)
![](https://assets.st-note.com/img/1731767426-dJGImToMH5e47PYVZgzS1wRc.jpg?width=1200)
ハレルヤロックボーイ
https://www.gamemarket.jp/game/184511
「骨董市で市場の動向を探り、より高い評価を得よう」というテーマに反して、ルールは軽くパーティーゲーム寄り。
ウォッシュシャッフルを多用するので、カードの折れ等には注意が必要。
こういうパイロット版が手に入るのもゲームマーケットの魅力ですよね。
阪急衰弱
![](https://assets.st-note.com/img/1731768771-NVLROCeu9aT2thpmkxDb6YwW.jpg?width=1200)
サザンクロスゲームズ(高天原)
https://www.gamemarket.jp/game/184214
関西の私鉄の雄、阪急電鉄の写真を使用した神経衰弱。何故関東で売ろうと思ったのか。
何が恐ろしいかって、同じ形式の車両を揃えないといけないのに、1枚として同じ写真がないということ。形式番号が明確になるよう、全て正面からの写真になっているのが救いか。そうでなければ無理ゲー なお、作者が鉄道好きというだけあって、阪急電車の写真セットとしても十分価値がある。
ちなみに、帰り際にブースを確認したところ、机上に在庫が無かった。売り切れたんだろうか。
虹の魔法石
![](https://assets.st-note.com/img/1731765637-VZIbDN83kAKCGd9lwSjMBQc7.jpg?width=1200)
まほろば
https://www.gamemarket.jp/game/182736
2024秋の新作ではないが、少し大型のゲームを探していたところ目に入ったので購入。
大雑把にいえば変則七目並べ。得点計算が少し難しい印象だが、ルール自体はそこまで複雑ではない。特筆すべきはコンポーネントと値段。しっかりとしたゲームボードとタイルでありながら値段は3500円(値下げ後は2000円)。赤字なのでは…?
番外編:被り鬼
![](https://assets.st-note.com/img/1731770483-SsW6l3emotEQKYTqN082XyhO.jpg?width=1200)
無添加無着色
https://www.gamemarket.jp/game/183695
動画を作成するためにサンプルを頂いたため、厳密には戦利品ではないので番外編。
準備が多少煩雑であったり、キャラクターによって立ち回りが難しかったりというところはあるものの、ルール自体はそこまで複雑でもなく、テーマやメカニクスに抵抗が無ければ、中量級ゲームとして十分選択肢になりうる。
ルール詳細やプレイの様子は以下の動画を御覧ください(宣伝)。
全体通しての雑感
今回は会場も広く(あんなに広いプレイスペースは珍しいのでは)、ブースも多かった。ゲームも多種多様になっている反面、イラストにAI画像を採用しているゲームが増えてきている印象である。勿論、それ自体は否定されるべきものではないが、現状、AIの描く人間はどこかしら似通っており、却って没個性になっているのではないか。今後は「人間のイラストレーターが描いている」というのがブランドになるのかもしれない。今回の時点でそれを売りにしているサークルもあったし。
また、目についただけかもしれないが、カップルも増えたように思う。正直…いや、筆者のような根暗オタクばかりでは業界が滅んでしまう。これで良いんだ。
これで良いんだ…。